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J-GLOBAL ID:201002299391233789   整理番号:10A0165365

エストロゲンはERα依存メカニズムを通して循環系におけるヒトプロスタサイクリン受容体の発現を増加する

Estrogen Increases Expression of the Human Prostacyclin Receptor within the Vasculature through an ERα-Dependent Mechanism
著者 (2件):
資料名:
巻: 396  号:ページ: 473-486  発行年: 2010年02月26日 
JST資料番号: D0124B  ISSN: 0022-2836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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プロスタサイクリン及びプロスタサイクリン受容体(IP)は,ヒト及び動物モデルにおけるエストロゲンの多数のアテローム防御作用の仲介に関与するが,メカニズムは不明である。ここに,内皮EA.hy926,赤白血病92.1.7及び初代ヒト大動脈平滑筋細胞のIP遺伝子発現に及ぼすエストロゲンの影響を研究した。エストロゲンはすべての細胞型においてhIP mRNAレベル,プロモーター(PrmIP)特異的レポーター遺伝子発現及びシカプロスト依存性cAMP生成を増加し,この作用はアクチノマイシンD及び一般的エストロゲン受容体(ER)-α/ERβ拮抗剤ICI 182780により阻止された。さらに,ERβアゴニスト2,3-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-プロピオニトリルでなく,ERα選択的アゴニスト4,4′,4′′-(4-プロピル-[1H]-ピラゾール-1,3,5-トリイル)トリスフェノール(PPT)は,hIP mRNA及びPrmIP特異的遺伝子発現を顕著に増加した。PrmIPの欠失及び変異解析により,進化的保存エストロゲン応答要素を明らかにしたが,電気泳動移動度シフト,抗体スーパーシフト及びクロマチン免疫沈降アッセイにより,ERβでなくERαのin vitro及びin vivoでのPrmIPへの直接結合を認めた。さらに,免疫蛍光顕微鏡法により,エストロゲン及びPPTは初代ヒト大動脈平滑筋細胞でのhIP発現を増加することを確認した。結論として,hIP遺伝子はERα依存転写メカニズムを通して顕著に生じるエストロゲンにより直接調節され,それによりヒト循環系におけるエストロゲンのアテローム防御作用の仲介におけるプロスタサイクリン/hIPの役割への決定的洞察を提供した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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循環系の基礎医学  ,  性ホルモン  ,  細胞膜の受容体 
物質索引 (6件):
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