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J-GLOBAL ID：201002299497122730   整理番号：10A1376006

高導電性カーボンナノファイバーを開発

資料名： ポリファイル  (Polyfile)
巻： 47  号： 11  ページ： 48-49  発行年： 2010年11月10日 
JST資料番号： S0870A  ISSN： 0910-2175  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： カーボンナノファイバーは直径が数10~数100nmの繊維状炭素材料で,二次電池の電極材料など各種の用途に注目を集める。炭素成分の前駆体にメソ相のピッチを利用し,溶融紡糸法で製造した導電性が高いカーボンナノファイバーを紹介した。ピッチ系前駆体と熱可塑性ポリマを溶融混練し,ポリマ内に前駆体が分散するポリマブレンドを合成して溶融紡糸した。熱可塑性プラスチックは高密度ポリエチレンを利用し,溶融紡糸後に3000°Cで熱分解して黒鉛化した。溶融紡糸したカーボンナノファイバーは平均繊維径が280nmで,結晶表面の形状は平滑であった。X線回折分析による黒鉛結晶の面間隔は0.3375nmと小さく,結晶性が高い黒鉛組織であった。

シソーラス用語： *炭素繊維 ,  *カーボンナノチューブ ,  *溶融紡糸 ,  熱分解 ,  黒鉛化 ,  黒鉛組織 ,  高密度ポリエチレン ,  ポリマブレンド ,  結晶構造 ,  X線回折分析 ,  電気抵抗率 ,  ナノファイバ ,  導体材料 ,  導電性 ,  *高配向性熱分解グラファイト ,  炭素電極
準シソーラス用語： カーボンナノファイバ

分類 (3件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  原子・分子のクラスタ  (BH09030O) ,  その他の紡糸・製糸  (YM03050G)

タイトルに関連する用語 (3件)： 高導電性 ,  カーボンナノファイバー ,  開発