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J-GLOBAL ID：201002299527631880   整理番号：10A0708057

ポリ(フッ化ビニリデン)のピエゾ電気および強誘電特性におよぼβ相含有量と結晶度の影響

Influence of the β-phase content and degree of crystallinity on the piezo- and ferroelectric properties of poly(vinylidene fluoride)

著者 (4件)： GOMES J (CeNTI-Centre for Nanotechnology and Smart Materials, Vila Nova de Famalicao, PRT) ,  NUNES J Serrado (Univ. Minho, Braga, PRT) ,  SENCADAS V (Univ. Minho, Braga, PRT) ,  LANCEROS-MENDEZ S (Univ. Minho, Braga, PRT)
資料名： Smart Materials and Structures  (Smart Materials and Structures)
巻： 19  号： 6  ページ： 065010,1-7  発行年： 2010年06月 
JST資料番号： W0480A  ISSN： 0964-1726  CODEN： SMSTER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリ(フッ化ビニリデン)のα相膜を溶液キャスティング法で作成し,また伸長度と温度を変えてα相膜を伸長してβ相膜を作成した。伸長比1~5,温度80~140°Cの条件で得た膜の強誘電スイッチング応答とピエゾ電気特性を詳しく調べた。α相(非強誘電性)からβ相(強誘電性)への相転移が,処理条件(伸長比と温度)に強く影響することが分かった。膜の処理条件に依存して,相含有量が変化し,同時に結晶度とミクロ構造も変化して,マクロ的ピエゾ電気特性と強誘電性に強く影響することが分かった。温度80°C,伸長比5の条件でβ相の含有量が最大になった。試料内の強誘電β相の含有量の増加とともに,抗電場,残留分極と飽和分極が増加した。またβ相含有量が高い試料ほど,ピエゾ電気係数d₃₃が高くなった。

シソーラス用語： *ポリフッ化ビニリデン ,  *圧電気 ,  強誘電体 ,  *結晶度 ,  *誘電転移 ,  *スイッチング ,  高分子膜 ,  微細構造 ,  残留分極 ,  *強誘電性

分類 (2件)： 高分子固体の物理的性質  (CG02024U) ,  強誘電体,反強誘電体,強弾性  (BM05030B)

タイトルに関連する用語 (6件)： フッ化ビニリデン ,  ピエゾ電気 ,  強誘電特性 ,  β相 ,  含有量 ,  結晶度