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J-GLOBAL ID：201002299566185057   整理番号：10A0171723

粒形改善砕砂の生産時に発生する石粉を混入したコンクリートの諸性状に関する実験的研究

RESEARCH ON DURABILITY OF CONCRETE WITH ROCK-DERIVED MICRO-FINE PARTICLES IN SAND

著者 (3件)： 賀谷隆人 (コトブキ技研工業) ,  長原雄一 (コトブキ技研工業) ,  山本春行 (広島大 大学院国際協力研究科)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 16  号： 32  ページ： 5-10  発行年： 2010年02月20日 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： コンクリート骨材としての砕砂を生産する際に,粒形改善工程で多量(約20%)の石粉が発生し,その有効利用が課題となっている。砕砂に混入して利用する場合,一定量を超えるとコンクリートの品質を損なう恐れがある。そこで,この石粉を混和した各種コンクリートの性状を調べた。石粉の利用形態として,混合率で調整する量的混入法と石粉から微粒分を除いた分離混入法を比較した。結果,混入率が同じなら後者の方が単位水量を低減できフレッシュ性状に有利であった,後者でも中性化・透水性および凍結融解の試験結果から耐久性の向上が確認できた,後者の方が乾燥収縮歪の増加量は少なかった,両者で圧縮強度の差はなかった,等の知見を得た。

シソーラス用語： 砕砂 ,  副産物 ,  *コンクリート ,  混合 ,  性能評価 ,  調合 ,  単位水量 ,  耐久性 ,  乾燥収縮 ,  圧縮強さ ,  *混和材料 ,  比表面積 ,  コンシステンシー【軟度】
準シソーラス用語： フレッシュ性状 ,  *石粉 ,  耐凍結融解

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  骨材  (YC05060B)

引用文献 (6件)：

• 1) 賀谷隆人,米倉亜州夫,伊藤秀敏,河村博:粒形改善砕砂に石粉を多量混入したコンクリートの諸性質,土木学会中国支部弟54回研究発表会V-22,pp.551-552,2002
• 2) 賀谷隆人,橋本勝由,山本春行:粒形改善砕砂生産時に発生する石粉のコンクリートへの有効利用に関する研究,骨材資源工学会,No.158,pp.84-89, 2008.9
• 3) 土木学会 コンクリート標準示方書 施工編 JSCE1996/平成8年制定 p.64
• 4) 辻幸和,清水昭之,真野孝次,飛坂基夫:砕石粉を用いたコンクリートのフレッシュ性状および硬化性状,コンクリート工学,Vol.42, No.8, pp.22~29, 2004.8
• 5) 木村芳幹,寺田早苗,関口賢二,田村博:砕石粉使用高流動コンクリートの硬化性状,コンクリート工学年次論文報告集Vol.17, No.1, pp.167~172, 1995

タイトルに関連する用語 (7件)： 粒形 ,  砕砂 ,  石粉 ,  混入 ,  コンクリート ,  性状 ,  実験的研究