抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
突然ケーブルが失われた場合の斜張橋の応答を評価するために,現行の推奨基準では静的解析において動的増幅係数(D.A.F.)を2.0が使用されている。増幅係数を用いるというこの単純な方法は,幾つかの最近建設された橋梁にとっては危険であり設計を左右するものであることが分かった。本報告はステイが突然失われた斜張橋の動的応答を扱ったものである。この目的は橋梁の設計において,突然発生するステイの崩壊による極限の終局状態の相対的な重要性を定量化することと,静的解析においてD.F.A.を2.0にするという単純化した方法により定められる安全レベルを決定することにある。この目的のためにパラメトリックスタディを実施した。本研究では,10の斜張橋を解析し,扇型かハープ型といったステイの配置,ステイの面の数およびデッキの剛性といった特性の影響について検討した。最初に本報告では,検討した斜張橋の形状と材料について述べ,数値モデルと開発した静的及び動的解析の基礎について示した。次いで,デッキの断面に関する結果を提示して議論した。最後に,斜張橋の設計と解析に関連するいくつかの結論を提示した。付随するその2の論文においてはパイロンとステイの応答に焦点を当てた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.