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J-GLOBAL ID：201002299684056261   整理番号：10A0545113

東部地中海における大気降下中の溶存有機窒素(DON)の長期測定:フラックス,起源及び生物地球化学的意味

Long-term measurements of dissolved organic nitrogen (DON) in atmospheric deposition in the Eastern Mediterranean: Fluxes, origin and biogeochemical implications

著者 (3件)： VIOLAKI K. (Environmental Chemistry Processes Lab., Dep. of Chemistry, Univ. of Crete, P.O. Box 2208, 71003 Heraklion, GRC) ,  ZARBAS P. (Environmental Chemistry Processes Lab., Dep. of Chemistry, Univ. of Crete, P.O. Box 2208, 71003 Heraklion, GRC) ,  MIHALOPOULOS N. (Environmental Chemistry Processes Lab., Dep. of Chemistry, Univ. of Crete, P.O. Box 2208, 71003 Heraklion, GRC)
資料名： Marine Chemistry  (Marine Chemistry)
巻： 120  号： 1-4  ページ： 179-186  発行年： 2010年06月20日 
JST資料番号： B0842A  ISSN： 0304-4203  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 溶存有機窒素(DON)の大気降下を,四年間(2003~2006年)に,湿潤及び乾燥降下試料を採取し分析することによって,東部地中海で見積もった。湿潤降下において,DONの年間容積重み付け平均濃度は23μMと見積もり,その年平均フラックスは4.8mmol/m²と見積もった。総溶存窒素(TDON)へのDON,NO₃^-,NH₄⁺の平均寄与はそれぞれ,22.7%,45.7%,31.6%であった。一方,乾燥期に,DONの年平均フラックスは17.4mmol/m²と見積もり,NO₃^-とNH₄⁺はそれぞれ,25.3mmol/m²と2.4mmol/m²であった。その乾燥降下において,TDNへのDON,NO₃^-,NH₄⁺の平均寄与はそれぞれ,38.6%,56.1%,5.3%であった。DONレベルへの人為的放出の寄与は,自然源すなわちダストと匹敵する重要性を持つことを見出した。DONの大気降下は,総DONの78%がこの経路を通じて降下したように,主に乾燥降下が支配した。結局,東部地中海海盆での大気TDN降下がシミュレートできた新しい生産の20~30%は,DONに関係づけられる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *有機窒素 ,  地中海 ,  フラックス【流束】 ,  地球化学 ,  硝酸塩 ,  乾性沈降 ,  湿性沈降 ,  溶存成分 ,  アンモニウムイオン ,  アニオン ,  成因 ,  海盆 ,  生物生産 ,  塵埃
準シソーラス用語： アンモニウム塩 ,  硝酸イオン ,  人為起源 ,  生物地球化学 ,  大気沈降 ,  *溶存有機窒素

分類 (1件)： 地球化学一般  (DD01010E)

タイトルに関連する用語 (10件)： 地中海 ,  大気 ,  降下 ,  溶存有機窒素 ,  DON ,  長期 ,  フラックス ,  起源 ,  生物地球化学 ,  意味