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J-GLOBAL ID:201002299714681557   整理番号:10A0139269

エネルギーマネジメントシステムの標準化と新エネルギー-ISO50001の開発状況を踏まえて-

著者 (1件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: 45-49  発行年: 2010年01月20日 
JST資料番号: G0989B  ISSN: 0286-3162  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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ISO50001(エネルギーマネジメントシステム)は,調達から使用まで,エネルギーに関するあらゆる面を管理する国際的枠組でエネルギー効率の向上を目的に開発されているものである。ISO50001CDは,エネルギーパフォーマンスとエネルギーマネジメントシステムのパフォーマンスの継続的向上を達成するための系統的取り組みを可能にするエネルギーマネジメントシステムを,企業等の組織が確立,実施,維持,改善するための要求事項を規定している。つまりISO50001CDは,企業等は省エネルギーの取り組みを継続的且つ系統的に行うための枠組みを記述したもので,概略は次の通りである;(1)方針:エネルギー方針は,組織のエネルギーシステムの適用範囲を定義し,組織の性質や規模に対し,適切で継続的なエネルギーパフォーマンスの向上についてコミットしなければならないとされている。(2)計画:エネルギープロファイルに基づき,その組織における著しいエネルギー使用を特定し,著しいエネルギー使用や組織に適用される法規制などを考慮しつつ,エネルギー方針と整合性のある目的や目標の策定を行う。(3)実施・運用:組織の人員の教育,文書管理,決定したエネルギー方針等に整合した運用,コミュニケーション,エネルギー使用機器の設計,エネルギーに関連する購買について規定し,それに従って運用を行う。(4)監視・計測:エネルギープロファイルや,著しいエネルギー使用などについて計測を行う。また計測の精度や再現性も必要である。(5)是正・予防措置:構築したマネジメントシステムとその実態に,不適合がある場合,また,潜在的な不適合がある場合は,是正・予防措置を行わなければならない。(6)内部監査:予め定めた間隔においてエネルギーマネジメントシステムが計画されたどおりのものであるか,効果的に実施,維持されているかの内部監査を組織自身が行う。(7)レビュー:最後に経営層は,前回のレビューのフォローアップや目標達成の度合いを利用して,組織のエネルギーパフォ-マンス,エネルギーマネジメントシステムのパフォ-マンスをレビューし,必要に応じてリソースの配分やエネルギー方針の変更などを行う。ISO50001では,新エネルギーの取扱についての記載はないが,組織が自らの意思でエネルギーマネジメントシステムに取り込むことは可能と考えられる。
シソーラス用語:
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分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
エネルギー政策・エネルギー制度 
引用文献 (3件):
  • 「アイソス」2008年6月号p. 60,(株) システム規格社
  • 「アイソス」2009年1月号p. 8,(株) システム規格社
  • 「アイソス」2009年6月号p. 10,(株) システム規格社

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