特許
J-GLOBAL ID:201003002412196766

2光子励起蛍光観察方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 平木 祐輔 ,  関谷 三男 ,  渡辺 敏章
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-177267
公開番号(公開出願番号):特開2010-014677
出願日: 2008年07月07日
公開日(公表日): 2010年01月21日
要約:
【課題】広帯域パルスレーザーを用いた2光子励起蛍光観察において同時励起、選択的励起の切り替えを行う。【解決手段】広帯域パルスの位相変調関数として、光源が有する全波長帯域において励起エネルギーが最も大きくなる第1の位相関数φc(ω)と小さくなる第2の位相関数φd(ω)とを組み合わせた関数を用いる。励起したい蛍光分子の2光子吸収断面積が大きな波長帯域1には第1の位相関数を、蛍光を抑制したい分子の2光子吸収断面積が大きな波長帯域2には第2の位相関数を用いることにより選択的励起を行う。さらに、第1の位相関数に0から1の割合で第2の位相関数を加算した位相関数を与え、その割合を波長帯域1と2で各々調整することにより、2種類の蛍光分子から発生する2光子励起蛍光強度を独立に制御する。このとき、波長帯域1,2のいずれかの位相関数に群遅延を与える位相を加えることによって、2種類の蛍光分子を独立に扱うことができる。【選択図】図7
請求項(抜粋):
広帯域パルスレーザー光源と、 前記パルスレーザー光源から発生されたレーザー光のスペクトル位相を変調する位相変調部と、 前記位相変調部から出射したレーザー光を試料に照射し、試料から発生された2光子励起蛍光強度を測定する蛍光測定部と、 前記位相変調部を制御する制御部とを備え、 前記制御部は、前記パルスレーザー光源の全波長帯域において第二高調波の光強度が最も高くなる第1の位相関数と、前記パルスレーザー光源の全波長帯域において第二高調波の光強度が最も小さくなる第2の位相関数とを保持し、前記第1の位相関数と第2の位相関数を組み合わせて得られる合成位相関数によって前記位相変調部を制御することを特徴とする2光子励起蛍光観察装置。
IPC (2件):
G01N 21/64 ,  G02B 21/16
FI (2件):
G01N21/64 E ,  G02B21/16
Fターム (33件):
2G043BA16 ,  2G043DA01 ,  2G043DA05 ,  2G043EA01 ,  2G043FA01 ,  2G043FA02 ,  2G043FA06 ,  2G043GA01 ,  2G043GB01 ,  2G043HA01 ,  2G043HA02 ,  2G043HA03 ,  2G043HA06 ,  2G043HA09 ,  2G043HA15 ,  2G043JA02 ,  2G043JA04 ,  2G043JA05 ,  2G043KA01 ,  2G043KA02 ,  2G043KA05 ,  2G043KA08 ,  2G043KA09 ,  2G043LA02 ,  2G043NA01 ,  2H052AA09 ,  2H052AC12 ,  2H052AC14 ,  2H052AC34 ,  2H052AF02 ,  2H052AF14 ,  2H052AF21 ,  2H052AF25
引用特許:
出願人引用 (3件)

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