特許
J-GLOBAL ID:201003008008426616
使用済みニッケル水素電池からの金属の回収方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
河備 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-021484
公開番号(公開出願番号):特開2010-174366
出願日: 2009年02月02日
公開日(公表日): 2010年08月12日
要約:
【課題】使用済みニッケル水素電池を解体して得た正極活物質及び負極活物質から、ニッケル、コバルト、希土類元素及びその他の共存する金属元素を分離し、特に、含有量の多いニッケルと希土類元素を電池用材料として再使用できる形態で回収することができる処理方法を提供する。【解決手段】下記の(1)〜(6)に示す工程を含むことを特徴とする。(1)正極活物質及び負極活物質を洗浄処理に付す洗浄工程、(2)前記洗浄工程で得た洗浄後残渣と下記浸出工程で得た浸出液を混合して還元処理に付す還元工程、(3)前記還元工程で得た還元残渣を浸出処理に付す浸出工程、(4)前記還元工程で得た還元液を希土類元素複塩化処理に付す希土類回収工程、(5)前記希土類回収工程で得た濾液を酸化中和処理に付す酸化中和工程、及び(6)前記酸化中和工程で得た酸化中和後液を溶媒抽出処理に付す溶媒抽出工程【選択図】なし
請求項(抜粋):
使用済みニッケル水素電池を解体して得た正極活物質及び負極活物質から、ニッケル、コバルト、希土類元素及びその他の共存する金属元素を分離して回収する方法であって、
下記の(1)〜(6)に示す工程を含むことを特徴とする使用済みニッケル水素電池からの金属の回収方法。
(1)使用済みニッケル水素電池を解体して得た正極活物質及び負極活物質を、酸性水溶液を用いて洗浄処理に付し、該正極活物質及び負極活物質に付着する電解液成分を除去して、洗浄後残渣と洗浄後液とを得る洗浄工程、
(2)前記洗浄工程で得た洗浄後残渣と下記浸出工程で得た浸出液を混合し、該洗浄後残渣中の金属成分を還元剤として利用して該浸出液を還元処理に付し、該浸出液中の鉄を2価に保持して、ニッケル、コバルト、希土類元素及びその他の共存する金属元素を含有する還元液と還元残渣とを得る還元工程、
(3)前記還元工程で得た還元残渣に硫酸水溶液を添加し、かつ酸化しながら浸出処理に付し、ニッケル及び希土類元素を含有する浸出液と浸出残渣とを得る浸出工程、
(4)前記還元工程で得た還元液に硫酸アルカリ又は水酸化アルカリを混合し、希土類元素複塩化処理に付し、該還元液中の希土類元素とアルカリとの反応により生成する希土類元素複塩からなる沈殿物とニッケル及びコバルトを含有する濾液とを得る希土類回収工程、
(5)前記希土類回収工程で得た濾液に、酸化剤と中和剤を添加して酸化中和処理に付し、ニッケル及びコバルトを含有する酸化中和後液と鉄及びアルミニウムを含有する酸化中和殿物とを得る酸化中和工程、及び
(6)前記酸化中和工程で得た酸化中和後液を、有機抽出剤としてリン酸系抽出剤を用い、かつ抽出段と逆抽出段を含む溶媒抽出処理に付し、コバルト、マンガン、亜鉛及びイットリウムを含有する逆抽出液とニッケルを含有する抽出残液とを得る溶媒抽出工程
IPC (7件):
C22B 7/00
, H01M 10/54
, C22B 59/00
, C22B 23/00
, C22B 3/04
, C22B 3/44
, C22B 3/26
FI (7件):
C22B7/00 C
, H01M10/54
, C22B59/00
, C22B23/00 102
, C22B3/00 A
, C22B3/00 Q
, C22B3/00 J
Fターム (32件):
4K001AA07
, 4K001AA16
, 4K001AA19
, 4K001AA30
, 4K001AA39
, 4K001AA40
, 4K001BA22
, 4K001CA01
, 4K001CA02
, 4K001CA07
, 4K001CA16
, 4K001DB03
, 4K001DB22
, 4K001DB23
, 4K001DB31
, 4K001DB34
, 4K001HA01
, 4K001HA02
, 4K001HA03
, 4K001HA04
, 4K001HA11
, 4K001HA12
, 4K001JA01
, 4K001JA03
, 5H031AA02
, 5H031BB02
, 5H031BB09
, 5H031CC01
, 5H031EE01
, 5H031HH01
, 5H031HH06
, 5H031RR02
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