特許
J-GLOBAL ID:201003008481638132

電源重畳多重通信システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 三好 秀和 ,  岩▲崎▼ 幸邦 ,  川又 澄雄 ,  伊藤 正和 ,  高橋 俊一 ,  高松 俊雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-267798
公開番号(公開出願番号):特開2010-098530
出願日: 2008年10月16日
公開日(公表日): 2010年04月30日
要約:
【課題】通信信号のレベルの減衰を抑制し、且つノイズの影響を抑制することが可能な電源重畳多重通信システムを提供する。【解決手段】送信側の通信装置14では、バッテリとECUを接続する制御用電源線L2aに通信信号(正転信号)を重畳し、バッテリと負荷26を接続する動力用電源線L2bに通信信号の位相を180°ずらした信号(反転信号)を重畳する。そして、受信側の通信装置14では、各電源線L2a,L2bを介して伝送された通信信号の差分信号を取得する。そして、各電源線L2a,L2bより得られる通信信号は、互いに位相が180°ずれているので、差分信号は正転信号を増幅した信号となる。また、第1インピーダンス素子22、及び第2インピーダンス素子23の回路定数を適宜調整することにより、各電源線L2a,L2bの位相遅れ時間の相違による位相ずれを補償し、各信号の位相差が180°となるように維持する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
直流電源と制御ユニットを接続する制御用電源線、及び前記直流電源と負荷を接続する動力用電源線に複数の通信装置を接続し、前記各電源線を用いて各通信装置間での通信信号の送受信を行う電源重畳多重通信システムにおいて、 前記制御用電源線と前記動力用電源線の分岐点に、前記通信信号のキャリア周波数帯域で高インピーダンスとなる素子を設け、 前記各通信装置は、 前記制御用電源線、及び前記動力用電源線の双方に接続され、更に、 前記各電源線を介して伝送される信号からそれぞれ通信信号を取り出すフィルタと、 前記フィルタで取り出された各電源線の通信信号の差分を演算し、この差分を受信信号とする差動受信手段と、 通信信号を送信する際に、前記各電源線のうち一方の電源線に通信信号を重畳し、且つ、他方の電源線に、前記通信信号の位相を180°ずらして重畳する差動送信手段と、 前記制御用電源線に接続され、該制御用電源線を介して伝送される信号から電力信号を取り出して回路電源に供給する第1インピーダンス素子と、 前記動力用電源線に接続され、該動力用電源線を介して伝送される信号から電力信号を取り出して負荷に供給する第2インピーダンス素子と、を備え、 前記動力用電源線を介して受信される通信信号と、前記制御用電力線を介して受信される通信信号との位相差が180°を維持するように、前記第1インピーダンス素子、及び前記第2インピーダンス素子の回路定数を選定することを特徴とする電源重畳多重通信システム。
IPC (1件):
H04B 3/54
FI (1件):
H04B3/54
Fターム (5件):
5K046AA03 ,  5K046PS03 ,  5K046PS24 ,  5K046PS31 ,  5K046PS54
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 電力線通信方法及び装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2002-219750   出願人:株式会社デンソー, 株式会社日本自動車部品総合研究所

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