特許
J-GLOBAL ID:201003013814220207
工程精度保証方法及び工程精度保証用キット
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件):
棚井 澄雄
, 志賀 正武
, 鈴木 三義
, 高柴 忠夫
, 増井 裕士
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-325339
公開番号(公開出願番号):特開2010-142188
出願日: 2008年12月22日
公開日(公表日): 2010年07月01日
要約:
【課題】2以上の生物種のRNAを含む生物学的試料からRNAを抽出し、逆転写反応の後に核酸増幅反応により、標的遺伝子由来のRNAを検出する方法における、各工程の精度を十分に保証し得る方法の提供。【解決手段】2以上の生物種のRNAを含む生物学的試料からRNAを抽出する抽出工程、抽出されたRNAを鋳型として逆転写反応を行ってcDNAを得る逆転写工程、及び、得られたcDNAを鋳型として増幅反応を行う増幅工程に対して、標的遺伝子とは異なる生物種の細胞を含む細胞溶液を抽出工程標準陽性試料とし、標的遺伝子由来RNA及び/又は標準遺伝子由来RNAを含むRNA含有試料を逆転写工程標準陽性試料とし、的遺伝子及び/又は標準遺伝子の全部又は一部の塩基配列を有する人工配列DNAを含むDNA含有試料を増幅工程標準陽性試料とし、工程ごとに異なる標準陽性試料を用いることを特徴とする工程精度保証方法。【選択図】なし
請求項(抜粋):
2以上の生物種のRNAを含む生物学的試料から、RNAを抽出する抽出工程と、抽出されたRNAを鋳型として逆転写反応を行い、cDNAを得る逆転写工程と、得られたcDNAを鋳型として増幅反応を行う増幅工程と、増幅された核酸を検出する検出工程と、を含む標的遺伝子由来RNAの検出方法における工程精度を保証する方法であって、
前記標的遺伝子は疾患のマーカー遺伝子であり、
前記標的遺伝子以外の遺伝子であって、前記生物学的試料に当該遺伝子由来のRNAが含まれている遺伝子を標準遺伝子とし、
下記工程(a)及び/又は(b)と、下記工程(c)とを有することを特徴とする工程精度保証方法。
(a)標的遺伝子とは異なる生物種の細胞を含む細胞溶液を抽出工程標準陽性試料とし、所定量の抽出工程標準陽性試料からRNAを抽出してRNA溶液を調製し、当該RNA溶液中のRNAの、濃度、精製度、及び分解度からなる群より選択される1以上を測定し、得られた測定値に基づき、前記抽出工程の精度を保証する工程。
(b)標的遺伝子由来RNA及び/又は標準遺伝子由来RNAを含むRNA含有試料を逆転写工程標準陽性試料とし、所定量の逆転写工程標準陽性試料中のRNAを鋳型として逆転写反応を行い、cDNAを得、得られたcDNAを鋳型として増幅反応を行い、増幅された標的遺伝子由来核酸又は標準遺伝子由来核酸の、増幅量又は増幅効率に基づき、前記逆転写工程及び前記増幅工程の精度を保証する工程。
(c)標的遺伝子及び/又は標準遺伝子の全部又は一部の塩基配列を有する人工配列DNAを含むDNA含有試料を増幅工程標準陽性試料とし、所定量の増幅工程標準陽性試料中のDNAを鋳型として増幅反応を行い、増幅された標的遺伝子由来核酸又は標準遺伝子由来核酸の、増幅量又は増幅効率に基づき、前記増幅工程の精度を保証する工程。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (15件):
4B024AA11
, 4B024BA80
, 4B024HA12
, 4B063QA01
, 4B063QA18
, 4B063QQ42
, 4B063QQ52
, 4B063QR08
, 4B063QR32
, 4B063QR42
, 4B063QR55
, 4B063QR62
, 4B063QS25
, 4B063QS34
, 4B063QX02
引用特許:
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