特許
J-GLOBAL ID:201003016424807060

数値制御式工作機械及びその熱変位補正方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡村 俊雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-087153
公開番号(公開出願番号):特開2010-234500
出願日: 2009年03月31日
公開日(公表日): 2010年10月21日
要約:
【課題】 数値制御式工作機械及びその熱変位補正方法において、数値制御式工作機械の稼働後、温度上昇が安定化するまでの過渡的状態での、補正量をボールネジシャフトの実際の伸び量に近似させることができ、且つ長時間にわたって機械加工を行う場合に高精度の機械加工を行うことができること。【解決手段】 メモリ運転モード又はMDI運転モードである場合(S3;Yes)、加工プログラムの1ブロック読み込みを行う(S4)。次に、読み込んだブロックがG0指令であるか否かを判断し、G0指令である場合(S5;Yes)、RAM53を参照し未処理の補正量があるか否かを判断する。今回の補正量演算タイミング経過後に補正処理を実行していないため、未処理の補正量がある場合(S6;Yes)、補正処理を実行する(S7)。G0指令による位置決め動作を実行した後(S8)、S1へリターンする。【選択図】 図14
請求項(抜粋):
送り駆動用ボールネジ機構と、このボールネジ機構のシャフトを回転駆動するサーボモータと、このサーボモータを加工プログラムの制御データに基づき制御するための制御手段とを有する数値制御式工作機械において、 前記加工プログラムに基づいて自動運転するメモリ運転モードと、加工プログラムを1ブロックずつ入力して運転するMDI運転モードを含む運転モードを択一的に設定可能に構成され、 前記サーボモータの回転速度を検出する速度検出手段と、 前記サーボモータの温度上昇を検知する温度検知手段と、 前記シャフトの全長を複数分割した複数区間に発生する第1発熱量を、前記サーボモータの回転速度と制御データとに基づいて短い所定時間毎に求める第1発熱量演算手段と、 前記サーボモータの温度上昇に基づいて、サーボモータから前記シャフトに所定期間の間に伝熱する第2発熱量を求める第2発熱量演算手段と、 前記複数区間の前記第1発熱量を前記所定期間分累積した合計発熱量と前記第2発熱量と非定常熱伝導方程式とに基づいて、複数区間の温度分布を前記所定期間毎に演算する温度分布演算手段と、 前記温度分布から前記シャフトの複数区間の熱変位量を前記所定期間毎に演算する熱変位量演算手段と、 前記複数区間の熱変位量に基づいて、前記シャフトのナット移動範囲を複数分割した複数の補正区間毎に前記制御データを夫々補正する補正量を前記所定期間毎に演算する補正量演算手段と、 前記メモリ運転モード又は前記MDI運転モードにおいて、位置決め用制御データによる位置決め動作の実行前に、前記補正量に基づいて位置決め用制御データを補正する補正制御手段と、 を備えたことを特徴とする数値制御式工作機械。
IPC (2件):
B23Q 15/18 ,  G05B 19/404
FI (2件):
B23Q15/18 ,  G05B19/404 K
Fターム (16件):
3C001KA05 ,  3C001TA01 ,  3C001TB05 ,  3C001TB10 ,  3C001TC05 ,  3C269AB01 ,  3C269BB03 ,  3C269CC01 ,  3C269DD01 ,  3C269EF22 ,  3C269EF35 ,  3C269GG01 ,  3C269MN04 ,  3C269MN28 ,  3C269QC01 ,  3C269QD03
引用特許:
出願人引用 (7件)
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審査官引用 (5件)
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