特許
J-GLOBAL ID:201003016676646981

複合成形品及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 山本 孝久 ,  吉井 正明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-090054
公開番号(公開出願番号):特開2010-240906
出願日: 2009年04月02日
公開日(公表日): 2010年10月28日
要約:
【課題】複雑な構造の金型を用いることなく、簡単な構造の金型を用いて射出成形することにより、樹脂層に割れの生ずることの少ない、金属と熱可塑性樹脂との複合成形品を製造する方法を提供する。【解決手段】複合成形品の製造方法は、(A)少なくとも一部が長孔形状とされた複数の貫通孔を有する板状部2と側壁3とから成る略箱状の金属製の基材を、射出成形用金型のキャビティ内に装着した後、(B)結晶性熱可塑性樹脂をキャビティ内に射出して、複数の貫通孔同士に跨り、且つ、貫通孔を介して板状部の両側に連続する結晶性熱可塑性樹脂層を形成し、次いで、(C)金型から複合成形品を取り出した後、結晶性熱可塑性樹脂を結晶化処理することにより、結晶性熱可塑性樹脂の結晶化度を金型取り出し後の結晶化度より1%以上高くし、以て、長孔形状とされた貫通孔中の結晶性熱可塑性樹脂を長孔の長軸方向に収縮させ、長軸末端部に空隙を形成させる。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
(A)少なくとも一部が長孔形状とされた複数の貫通孔を有する板状部と、板状部の縁部に設けられた側壁とから成る略箱状の金属製の基材を、射出成形用金型のキャビティ内に装着した後、 (B)結晶性熱可塑性樹脂をキャビティ内に射出して、複数の貫通孔同士に跨り、且つ、貫通孔を介して板状部の両側に連続する結晶性熱可塑性樹脂層を形成することにより、基材と結晶性熱可塑性樹脂層との複合成形品を製造し、次いで、 (C)金型から複合成形品を取り出した後、結晶性熱可塑性樹脂を結晶化処理することにより、結晶性熱可塑性樹脂の結晶化度を金型取り出し後の結晶化度より1%以上高くし、以て、長孔形状を有する貫通孔中の結晶性熱可塑性樹脂を長孔の長軸方向に収縮させ、長軸末端部に空隙を形成させることを特徴とする複合成形品の製造方法。
IPC (2件):
B29C 45/14 ,  H05K 9/00
FI (3件):
B29C45/14 ,  H05K9/00 A ,  H05K9/00 H
Fターム (14件):
4F206AA23 ,  4F206AD03 ,  4F206AD18 ,  4F206AD23 ,  4F206AE03 ,  4F206AH42 ,  4F206JA07 ,  4F206JB12 ,  4F206JW08 ,  4F206JW26 ,  5E321BB21 ,  5E321CC11 ,  5E321GG05 ,  5E321GG07

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