特許
J-GLOBAL ID:201003018208211288

地中残存杭の引抜き工法及び同工法に使用する治具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田中 浩
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-106713
公開番号(公開出願番号):特開2010-255300
出願日: 2009年04月24日
公開日(公表日): 2010年11月11日
要約:
【課題】残存杭引抜きの成功率を向上させる。【解決手段】ケーシングスクリュー5下端部にワイヤロープ6の輪部15を保持させ、保持を解放する手段を備え、地中残存杭14にケーシングスクリューを嵌合するように下降させ、解放手段により輪部の保持を解放した後、輪部を残してケーシングスクリューを除去し、ワイヤロープを引っ張って杭を引抜く残存杭引抜き工法において、保持手段がケーシングスクリューの下端付近に設けた複数個の小孔10に条体9を挿通して輪部を保持し、解放手段が解放用ロープ19の途中をワイヤロープの輪部に沿わせて共に条体で結束しておいて、端部を地上側で引っ張ることにより条体を切断する。輪部はワイヤロープを2回巻きする。治具1は、テーブルと、輪部の部分を支持する内側支持部3と、その隙間8に対応して設けられケーシングスクリューの小孔から差し込まれる条体が輪部の部分を周回して折り返す案内部11とを有する。【選択図】 図3
請求項(抜粋):
使用するケーシングスクリューの下端部にその下端部円周に沿う状態に杭引抜き用ワイヤロープの一方端に小環を設け他端を挿通して形成した輪部を保持手段により予め保持させてあり、その保持手段は前記保持を解放する解放手段を備えており、地中に残存している杭の上側から前記ケーシングスクリューを杭の途中まで嵌合するように下降させ、前記解放手段によって前記輪部の保持を解放し、前記輪部を残して前記ケーシングスクリューを上昇させて除去し、地上側にある前記ワイヤロープの他方を引っ張ることにより残存杭の途中に嵌合して残された前記輪部に杭の途中を締め付け保持させて前記杭を引抜く残存杭引抜き工法において、前記保持手段が、ケーシングスクリューの下端付近に周方向に適当な間隔で半径方向に穿設した複数個の小孔に条体を挿通して前記輪部を保持し、前記解放手段が、前記保持を解放する解放用ロープの途中を前記ワイヤロープの輪部の部分に沿わせて共に結束状態に前記条体で締め付け保持し端部を地上側に位置させた構成であり、前記解放手段のロープは地上側で比較的強力に引っ張ることにより前記条体を切断状態にできるようにしてあることを特徴とする残存杭引抜き工法。
IPC (2件):
E02D 9/02 ,  E02D 13/08
FI (2件):
E02D9/02 ,  E02D13/08
Fターム (6件):
2D050AA03 ,  2D050CB05 ,  2D050DA03 ,  2D050DB05 ,  2D050EE03 ,  2D050EE14

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