特許
J-GLOBAL ID:201003019068948559

視線測定装置および視線測定プログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 磯野 道造 ,  多田 悦夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-112298
公開番号(公開出願番号):特開2010-259605
出願日: 2009年05月01日
公開日(公表日): 2010年11月18日
要約:
【課題】利用者の頭部動作に対する頑健性を向上させ、かつ、撮影画像フレーム内で、実際に利用者が注視する画面上の位置と、測定により得た画面上の位置との誤差を補正することが可能な視線測定装置および視線測定プログラムを提供する。【解決手段】視線測定装置1は、眼球周辺画像から左右眼の眼球位置を検出する眼球位置検出手段11と、眼球周辺画像から左右眼の眼球領域画像を切り出す眼球領域画像切り出し手段12と、左右眼の眼球領域画像から左右眼の瞳孔中心の位置および角膜反射点の位置を特定する基準位置特定手段13と、左右眼の瞳孔中心の位置および角膜反射点の位置に基づいて左右眼の視線ベクトルを算出する視線ベクトル算出手段14と、予め取得した校正データに基づいて左右眼の視線ベクトルを校正する視線ベクトル校正手段15と、校正された視線ベクトルから注視点を算出する注視点算出手段16とを備える。【選択図】図2
請求項(抜粋):
表示装置の画面を視認する利用者の視線を測定する視線測定装置において、 撮影手段により撮影された、光を照射された前記利用者の左右の眼球を含んだ眼球周辺画像から、左右眼の眼球位置をそれぞれ検出する眼球位置検出手段と、 前記眼球位置検出手段により検出された前記左右眼の前記眼球位置に基づいて、前記左右眼それぞれの眼球領域画像を切り出す眼球領域画像切り出し手段と、 前記眼球領域画像切り出し手段により切り出された前記左右眼それぞれの前記眼球領域画像から、前記左右眼それぞれの画像座標系における瞳孔中心の位置および角膜反射点の位置を特定する基準位置特定手段と、 予め測定した左右の眼球間の距離と、予め取得したカメラパラメータとに基づいて、前記基準位置特定手段により特定された前記左右眼それぞれの瞳孔中心の位置および角膜反射点を、前記左右眼それぞれのカメラ座標系における瞳孔中心座標および角膜反射点座標に変換するカメラ座標系変換手段と、 前記カメラ座標系変換手段により変換された前記左右眼それぞれのカメラ座標系における瞳孔中心座標と、前記左右眼それぞれのカメラ座標系における角膜反射点座標とを、前記左右眼のそれぞれの世界座標系における角膜反射点座標と、前記左右眼それぞれの世界座標系における瞳孔中心座標とに変換する世界座標系変換手段と、 前記世界座標系変換手段により変換された前記世界座標系における角膜反射点座標と、角膜曲率半径とに基づいて角膜曲率中心座標を算出する角膜曲率中心座標算出手段と、 前記世界座標系変換手段により変換された前記世界座標系における瞳孔中心座標と、前記角膜曲率中心座標算出手段により算出された前記角膜曲率中心座標とを通る直線を、視線方向を示す視線ベクトルとして、前記左右眼のそれぞれについて算出するベクトル算出手段と、 予め定めた視線ベクトルを校正する校正データに基づいて、前記ベクトル算出手段により算出された前記左右眼それぞれの前記視線ベクトルを校正する視線ベクトル校正手段と、 前記視線ベクトル校正手段により校正された前記左眼の視線ベクトルと前記右眼の視線ベクトルのそれぞれの前記表示装置の画面との交点の平均の位置または前記左眼の視線ベクトルと前記右眼の視線ベクトルのいずれか一方の前記表示装置の画面との交点を注視点として算出する注視点算出手段と、を備え、前記注視点算出手段が、前記視線ベクトル算出手段により左右眼のいずれか一方の前記視線ベクトルが算出できなかった場合、算出できた方の視線ベクトルで前記注視点を算出することを特徴とする視線測定装置。
IPC (1件):
A61B 3/113
FI (1件):
A61B3/10 B

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