特許
J-GLOBAL ID:201003026291265338

植物における糖鎖構造の改変方法及びその植物体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須藤 政彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-222961
公開番号(公開出願番号):特開2010-051297
出願日: 2008年08月30日
公開日(公表日): 2010年03月11日
要約:
【課題】植物におけるN-結合型糖鎖へのフコース修飾を減少、抑制させる方法、当該フコース修飾を減少、抑制した植物形質転換体等を提供する。【解決手段】糖ヌクレオチドGDP-フコースの合成に関与する酵素をコードする遺伝子の転写、翻訳を、posttranscriptional gene silencing(PTGS)、ウイルス誘導ジーンサイレンシング(VIGS)、又はtranscriptional gene silencing(TGS)により阻害し、植物細胞内におけるGDP-フコース量を減少させることにより、糖蛋白質糖鎖、糖脂質糖鎖、オリゴ糖、多糖等を含む糖鎖へのフコース修飾を減少・抑制させる。【効果】アレルゲンとなり得るフコース修飾が除去された糖蛋白質等の生産が可能となり、植物で生産させた医療用糖蛋白質の臨床応用が可能となる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
糖ヌクレオチドの一種であるGDP-フコースの合成に関与する酵素をコードする遺伝子発現を抑制する遺伝子断片を挿入した植物形質転換用ベクターを、植物体もしくは植物細胞に導入して該植物の形質転換を行うこと、あるいは、GDP-フコースの合成に関与する酵素をコードする遺伝子発現を抑制する遺伝子断片を挿入した植物ウイルスベクターを、植物体もしくは植物細胞に感染させることにより、GDP-フコース合成酵素遺伝子の発現を抑制して、植物における植物型のN-結合型糖鎖へのフコース修飾を減少、抑制する糖鎖構造の改変方法であって、上記遺伝子断片として、上記酵素をコードする遺伝子のDNA配列、当該DNA配列の変異体、アレル、バリアント、又はホモログに相当するDNA配列、あるいは、当該遺伝子と50%以上の相同性を持つDNA配列を用いることを特徴とする糖鎖構造の改変方法。
IPC (5件):
A01H 1/00 ,  C12N 5/10 ,  C07K 14/415 ,  C12P 21/00 ,  C12N 15/09
FI (5件):
A01H1/00 A ,  C12N5/00 C ,  C07K14/415 ,  C12P21/00 C ,  C12N15/00 A
Fターム (30件):
2B030AA02 ,  2B030AB03 ,  2B030AD08 ,  2B030CA17 ,  2B030CB02 ,  2B030CD14 ,  2B030CG05 ,  4B024AA08 ,  4B024BA07 ,  4B024BA80 ,  4B024CA04 ,  4B024CA20 ,  4B024DA01 ,  4B024EA02 ,  4B024EA04 ,  4B024GA11 ,  4B024GA17 ,  4B064AG01 ,  4B064CA11 ,  4B064CA19 ,  4B064CC24 ,  4B064DA01 ,  4B065AA88X ,  4B065AA88Y ,  4B065AB01 ,  4B065AC14 ,  4B065BA02 ,  4B065BA25 ,  4B065CA53 ,  4H045AA20
引用特許:
出願人引用 (4件)
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引用文献:
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