特許
J-GLOBAL ID:201003030236842250

路面平坦性測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 真田 修治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-230637
公開番号(公開出願番号):特開2010-066040
出願日: 2008年09月09日
公開日(公表日): 2010年03月25日
要約:
【課題】 IRI算出において予め定められた測定区間長内で試験車の走行速度が変化してもそれに対応することを容易にすると共に、時々刻々の速度変化毎に速度補正ができるようにして、より精度の良い測定を可能にすること。【解決手段】 本発明の路面平坦性測定装置は、試験車の車軸側(またはサスペンション下側)に位置する加速度計1と、サスペンションが支持する車体側(またはサスペンション上側)に位置する加速度計2と、試験車の走行速度を測定するためのGPSレシーバ3と、測定データを収集して一時記録する収録装置4と、測定データからIRI(国際ラフネス指数)を算出するパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と略称する)5と、を備える。PC5は、各機器の制御とIRIの算出とを各々別タスクで制御し、タスク間の測定データの受け渡しはファイル及び共通(グローバル)変数で行う。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
サスペンションまたはバネが支持する試験車の車軸側、若しくは前記サスペンション下部に位置する第1の検出位置および前記試験車の車体側または前記サスペンション上側に位置する第2の検出位置のうち、前記第1の検出位置の加速度または速度のデータに基づいてIRI(国際ラフネス指数)を算出する路面平坦性測定装置において、 前記第1の検出位置における前記車軸方向に対して直交する上下方向の加速度または速度を検出するための第1の検出器と、 前記試験車の走行速度を検出する走行速度検出手段と、 前記第1の検出器が検出する前記第1の検出位置の加速度または速度と、前記走行速度検出手段が検出する走行速度とを所定の一定時間間隔毎に取り込む手段と、 前記取り込まれた前記第1の検出位置の加速度または速度に基づいて前記IRIを求めるための処理手段と、 前記走行速度検出手段および前記第1の検出器が検出する測定データを記録すると共に、前記処理手段により読み込まれる各種データ等を記憶する記憶手段と、 を備え、 前記記憶手段は、 前記試験車をクオーターカー・モデルで表現したものを測定車と呼ぶとき、前記測定車の振動系に与えられる路面変位入力によって生じる前記振動系の、前記第1の検出位置の加速度または速度若しくは前記加速度または前記速度に対応する変位に関する振動応答と、前記路面変位入力との時間領域での関係を示す第1の力積応答関数を記憶する手段と、 前記IRIの算出に用いられるクオーターカー・パラメータを有するクオーターカー・モデルを基準車と呼ぶとき、該基準車の振動系に与える前記路面変位入力と、前記路面変位入力によって生じる前記振動系の前記第1の検出位置の加速度または速度若しくは前記加速度または前記速度に対応する変位に関する振動応答との時間領域での関係を示す第2の力積応答関数を記憶する手段と、 前記基準車の前記振動系に与える前記路面変位入力と、前記路面変位入力によって生じる前記振動系の前記第2の検出位置の加速度または速度若しくは前記加速度または前記速度に対応する変位に関する振動応答との時間領域での関係を示す第3の力積応答関数を記憶する手段と、 を含み、 前記処理部は、 前記第1の検出器が検出した前記加速度または前記速度と、前記走行速度検出手段が検出した前記走行速度とを取り込む処理を実行する所定の一定時間間隔と、前記走行速度検出手段により検出される走行速度とから、前記所定の一定時間間隔毎の走行距離を時々刻々求めるための手段と、 前記第1の検出器が検出した前記加速度または前記速度若しくは前記加速度または前記速度に対応する変位を、前記記憶手段に記憶された前記第1の力積応答関数に基づき、走行距離間隔毎の路面変位入力として時々刻々求める手段と、 前記走行距離間隔を、前記IRI算定の基準速度で走行する場合の各々の時間間隔に時々刻々変換する手段と、 前記IRI算定の基準速度で走行する場合の時間間隔に変換された前記所定の時間間隔毎の前記路面変位入力を、前記記憶手段に記憶された前記第2の力積応答関数に基づき、前記第1の検出位置の加速度、速度若しくは変位として時々刻々求める手段と、 前記IRI算定の基準速度で走行する場合の時間間隔に変換された前記所定の時間間隔毎の前記路面変位入力を、前記記憶手段に記憶された前記第3の力積応答関数に基づき、前記第2の検出位置の加速度、速度若しくは変位として時々刻々求める手段と、 前記第2および前記第3の力積応答関数により求まる前記第1の検出位置および前記第2の検出位置の加速度、速度若しくは変位から、前記第1の検出位置と前記第2の検出位置との相対変位の変化分の、所定の測定道路区間長毎の累積値を時々刻々求める手段と、 前記第1の検出位置と前記第2の検出位置との前記相対変位の変化分の前記所定の測定区間長毎の累積値と、前記所定の測定道路区間長との比に基づいて、前記所定の測定区間長毎の前記IRIを求める手段と、 を備えたことを特徴とする路面平坦性測定装置。
IPC (3件):
G01C 7/04 ,  G01B 21/30 ,  E01C 23/01
FI (3件):
G01C7/04 ,  G01B21/30 101F ,  E01C23/01
Fターム (13件):
2D053AA33 ,  2F069AA06 ,  2F069AA54 ,  2F069BB21 ,  2F069BB24 ,  2F069GG41 ,  2F069GG58 ,  2F069GG59 ,  2F069GG63 ,  2F069GG64 ,  2F069JJ11 ,  2F069NN00 ,  2F069NN06
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 路面平坦性測定装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2004-132554   出願人:独立行政法人科学技術振興機構

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