特許
J-GLOBAL ID:201003031973100083

蒸気タービンプラントおよびその中圧タービンの冷却方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 堀口 浩
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-023527
公開番号(公開出願番号):特開2010-121632
出願日: 2010年02月04日
公開日(公表日): 2010年06月03日
要約:
【課題】再熱蒸気の温度を超高温化させてプラント熱効率をより一層向上させるとともに、再熱蒸気の高温化に対処してタービン構成部品に高い強度保証を維持させる蒸気タービンプラントおよび蒸気タービンプラントの冷却方法を提供する。【解決手段】本発明に係る蒸気タービンプラントは、蒸気発生器9に蒸気タービン1、復水系13、給水系14を組み合せた蒸気タービンプラントにおいて、蒸気タービン部1の中圧タービン2にノズルボックスを設け蒸気発生器9からの再熱蒸気をこのノズルボックス45を介して供給するとともに、中圧タービン2のロータ30と内側ケーシング28の間の空間と、前記内側ケーシング28と外側ケーシング27の間の空間にそれぞれ冷却蒸気を導入し、ノズルボックス45およびタービン段落29のうちの少なくとも最も上流に位置する段落を冷却する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
蒸気発生器と、 当該蒸気発生器にて発生した蒸気により駆動される高圧タービンと、 前記高圧タービンからの排気を前記蒸気発生器にて再熱した再熱蒸気を導くノズルボッ クスと前記高圧タービンからの抽気蒸気を冷却蒸気として案内する冷却蒸気導入部を有し 当該再熱蒸気によって駆動される中圧タービンと、 当該中圧タービンからの排気蒸気により駆動される低圧タービンと、 当該低圧タービンからの排気蒸気を凝縮させる復水器と、 当該復水器にて凝縮した復水を給水として加熱する複数の給水加熱器とを備え、 前記中圧タービンは、 外側ケーシングと内側ケーシングから構成されるケーシングと、 前記内側ケーシング内に収納されて回転するロータと、 前記内側ケーシング側に固定され前記ロータの回転軸に対する円周方向に配置されたノ ズルおよび当該ノズルと隣接する位置にて前記ロータに植設され前記ロータとともに回転 する動翼の1対からなるタービン段落を複数配置してなる通路部と、 前記ロータと前記内側ケーシングのとの間隙に前記ロータの回転軸と同心状に配置され て前記通路部に連通するとともに、再熱蒸気が供給されるノズルボックスと、 前記ロータと前記内側ケーシングの間および前記内側ケーシングと外側ケーシングの間 の空間にそれぞれ冷却用蒸気を通流させるように設けられた冷却蒸気導入部と、 内側ケーシングに装着されるとともにノズルの外周側を保持する環状のダイアフラム外 輪と、ノズルの内周側を保持する環状のダイアフラム内輪とを備え、前記ダイアフラム外 輪と前記内側ケーシングの少なくとも一つとの間隙に冷却蒸気が通流するように構成され 、かつ、 内側ケーシングは、当該内側ケーシングとダイアフラム外輪との間隙を通流した冷却蒸 気を前記内側ケーシングと外側ケーシングの間の空間に導く流出口をさらに備えることを 特徴とする蒸気タービンプラント。
IPC (4件):
F01D 25/24 ,  F01D 25/26 ,  F01D 25/12 ,  F01K 7/22
FI (5件):
F01D25/24 K ,  F01D25/24 T ,  F01D25/26 D ,  F01D25/12 B ,  F01K7/22 F

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