特許

J-GLOBAL ID：201003036893759434

複層フィルム及びその製造方法

発明者： 今村 直也 ,  江夏 泰雄 ,  蜂須賀 満則
出願人/特許権者： 富士フイルム株式会社
代理人 (1件)： 小林 和憲
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2009-035064
公開番号（公開出願番号）：特開2010-188604
出願日： 2009年02月18日
公開日（公表日）： 2010年09月02日
要約：

【課題】安定な水性塗布液を使用しながらも、硬度、光の透過性、耐傷性、耐久性に優れたハードコート層を形成して複層フィルムを製造する。【解決手段】複層フィルム10は、ハードコート層12と170°C10分間における加熱収縮率が0.05〜3.0%であり高分子化合物からなる支持体11とを備える。ハードコート層12は塗布により形成され、その塗布液はテトラアルコキシシランと一般式(1)の化合物とpHが2〜6の酸性水と水溶性の硬化剤とを含む。酸性水の量は、テトラアルコキシシランと一般式(1)の化合物との合計量100重量部に対し60〜2000重量部である。一般式(1)で、R1はアミノ基を含まない炭素数が1〜15の有機基、R2はメチルまたはエチル基、R3は炭素数が1〜3のアルキル基、nは0または1である。 R1R2nSi(OR3)3-n ・・・(1)【選択図】図1

請求項（抜粋）：

170°C、10分間における加熱収縮率が0.05%以上3.0%以下の範囲であり高分子化合物からなる支持体と、 テトラアルコキシシランと一般式(1)で表す有機ケイ素化合物とをpHが2以上6以下の範囲である酸性の水溶液に溶解したアルコキシシラン水溶液と、前記テトラアルコキシシラン及び前記有機ケイ素化合物の加水分解により生じるシラノールを脱水縮合させる水溶性の硬化剤とが含まれる水性の塗布液を、前記支持体に塗布して乾燥することにより形成されたハードコート層とを備え、 前記酸性の水溶液の量は、前記テトラアルコキシシランと前記有機ケイ素化合物との合計量を100重量部としたときに60重量部以上2000重量部以下の範囲であることを特徴とする複層フィルム。 R1R2nSi(OR3)3-n ・・・(1) (ここで、R1はアミノ基を含まない炭素数が1以上15以下の有機基、R2はメチルまたはエチル基、R3は炭素数が1以上3以下のアルキル基、nは0または1である)

IPC (1件)：

B32B 27/00

FI (1件)：

B32B27/00 101

Fターム (14件)：

4F100AA20B ,  4F100AK01A ,  4F100AK42A ,  4F100AK52B ,  4F100CB00 ,  4F100EH46B ,  4F100EH462 ,  4F100EJ38A ,  4F100EJ86B ,  4F100EJ862 ,  4F100JK12B ,  4F100JL11C ,  4F100JN18C ,  4F100YY00C

引用特許：

審査官引用 (2件)

• 硬質保護被膜形成用コーティング剤及び光学物品
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2002-006021   出願人：信越化学工業株式会社
• 光学用積層ポリエステルフィルム
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2007-089508   出願人：三菱樹脂株式会社