特許
J-GLOBAL ID:201003037742580935

仮想マシン移動管理サーバおよび仮想マシン移動方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 磯野 道造 ,  多田 悦夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-288593
公開番号(公開出願番号):特開2010-117760
出願日: 2008年11月11日
公開日(公表日): 2010年05月27日
要約:
【課題】システム全体の負荷を分散させ、効率よく安全に仮想マシンを配置および移動する。【解決手段】仮想マシン122および物理マシン120の負荷の変化を、高次方程式等の近似式によって把握または分析することで、物理マシン120のリソース不足の事前検出、および中長期的に見て適切な仮想マシン122の配置および移動を実現する。加えて、ネットワークの負荷の変化も高次方程式等の近似式によって把握または分析することで、仮想マシン122、物理マシン120、ネットワークにおいて負荷が偏らないように、仮想マシン122の移動をスケジューリングする。特に、物理マシン120や仮想マシン122におけるCPU負荷のピークの重複はできるだけ回避された移動スケジュールを組む。【選択図】図1
請求項(抜粋):
1以上の仮想マシンを有する複数の物理マシンと通信可能に接続し、ある物理マシン上の仮想マシンを他の物理マシン上に移動する制御を実行する仮想マシン移動管理サーバにおいて、 前記仮想マシンに対する負荷と、前記負荷が測定された時期と、を対応付けた負荷情報と、 前記物理マシン上の仮想マシンを稼動したときに、前記仮想マシンに十分な資源を割り当てることを可能とする、前記物理マシンに対する負荷に関する稼動の上限を物理マシンごとに定めた第1の閾値と、 前記仮想マシンを安全に移動することを可能とする、前記物理マシンまたは前記仮想マシンに対する負荷に関する移動の上限を物理マシンまたは仮想マシンごとに定めた第2の閾値と、 少なくとも、前記移動がなされる仮想マシンである移動仮想マシンの識別情報、前記仮想マシンの移動元となる物理マシンである移動元物理マシンの識別情報、前記仮想マシンの移動先となる物理マシンである移動先物理マシンの識別情報、および前記仮想マシンの容量から定まる前記仮想マシンの移動に要する移動時間、を対応付けた移動スケジュール情報と、 を記憶する記憶部と、 前記物理マシンから当該物理マシン上の仮想マシンに対する負荷を定期的に取得し、前記取得した負荷に基づいて前記負荷情報を生成する制御と、 前記生成された負荷情報に基づいて、前記仮想マシンに対する負荷の経時変化を近似表現した仮想マシン用関数および前記物理マシンに対する負荷の経時変化を近似表現した物理マシン用関数を生成する制御と、 前記物理マシン用関数が当該第1の閾値を超える物理マシンが存在すれば、当該物理マシンを前記移動元物理マシンとし、前記移動元物理マシンの識別情報を前記移動スケジュール情報に登録する制御と、 前記移動元物理マシン上の仮想マシンの全部または一部を前記移動仮想マシンの候補とし、前記候補となった移動仮想マシンの識別情報を前記移動スケジュール情報に登録する制御と、 前記移動仮想マシンを移動することにより、移動先となる物理マシンの前記物理マシン用関数と前記移動仮想マシンの前記仮想マシン関数との和が前記移動先となる物理マシンに定めた第1の閾値を超えない物理マシンが存在すれば、当該物理マシンを前記移動先物理マシンの候補とし、前記候補となった前記移動先物理マシンの識別情報を前記移動スケジュール情報に登録する制御と、 前記スケジュール情報に登録された、前記移動元物理マシンの前記物理マシン用関数と、前記移動仮想マシンの前記仮想マシン関数と、前記移動先物理マシンの前記物理マシン用関数とが、それぞれ前記移動元物理マシンに定めた第2の閾値と、前記移動仮想マシンに定めた第2の閾値と、前記移動先物理マシンに定めた第2の閾値とを超えない時間帯が存在し、かつ、前記移動仮想マシンの移動時間が前記時間帯に含まれれば、前記時間帯において前記移動仮想マシンを移動する制御と、 を実行する制御部と、 を有する ことを特徴とする仮想マシン移動管理サーバ。
IPC (2件):
G06F 9/48 ,  G06F 9/46
FI (2件):
G06F9/46 452A ,  G06F9/46 350
引用特許:
出願人引用 (1件)

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