特許
J-GLOBAL ID:201003038273245603

地震判定システム及び地震解析方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 早崎 修
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-131155
公開番号(公開出願番号):特開2010-276536
出願日: 2009年05月29日
公開日(公表日): 2010年12月09日
要約:
【課題】地震の発生を早期に、かつ正確に判定する地震判定システム及び地震解析方法を提供する。【解決手段】ランダムな地域に分散して設置される複数の観測端末装置と地震解析処理装置とが通信ネットワークにより接続され、地震解析処理装置は、地震計が出力する振動波形情報から地震P波の検知を推定したときに送信される推定P波検知情報を複数の観測端末装置から受信した際に、少なくとも二対の組合せの観測端末装置について、各一対の推定P波検知情報に含まれる推定地震P波の検知時刻と設置位置情報とから観測端末装置間の距離Dと検知時刻の差δを求め、二対の組合せのいずれの一対の観測端末装置も、局地振動エネルギーの伝達限界距離をDSL、地震P波の最低伝搬速度をSP、一対の観測端末装置による検知時刻間の最大検知誤差をΔtとしたときに、2DSL<Dと、δ<D/SP+Δtを満たす場合に、地震の発生と判定する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
ランダムな地域に分散して設置される複数の観測端末装置と地震解析処理装置とが、通信ネットワークにより接続され、設置位置の振動を観測した観測端末装置が通信ネットワークを介して送信する振動観測情報をもとに、地震解析処理装置が地震の発生を判定する地震判定システムであって、 各観測端末装置は、設置位置の振動波形情報を出力する地震計と、地震計が出力する振動波形情報から地震P波の検知を推定する簡易地震判定部を備え、簡易地震判定部が地震P波の検知と推定した際に、推定地震P波の検知時刻と自らの設置位置情報とを含む推定P波検知情報を振動観測情報として地震解析処理装置へ送信し、 地震解析処理装置は、複数の観測端末装置から推定P波検知情報を受信した際に、受信した推定P波検知情報から地震の発生を判定する地震解析部を備え、 地震解析部は、 推定P波検知情報を送信した複数の観測端末装置の少なくとも二対の組合せの観測端末装置について、各一対の推定P波検知情報に含まれる推定地震P波の検知時刻と設置位置情報とから観測端末装置間の距離Dと検知時刻の差δを求め、 二対の組合せのいずれの一対の観測端末装置も、局地振動エネルギーの伝達限界距離をDSL、地震P波の最低伝搬速度をSP、一対の観測端末装置による検知時刻間の最大検知誤差をΔtとしたときに、 2DSL<Dと、 δ<D/SP+Δtを満たす場合に、 地震の発生と判定することを特徴とする地震判定システム。
IPC (1件):
G01V 1/00
FI (1件):
G01V1/00 D

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