特許
J-GLOBAL ID:201003038507076533

装軌式車両の走行体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-045663
公開番号(公開出願番号):特開2010-195353
出願日: 2009年02月27日
公開日(公表日): 2010年09月09日
要約:
【課題】 上ローラの転動体に形成した全周溝部に対し履帯のトラックリンクが嵌合するのを防止し、履帯を良好に周回動作できるようにする。【解決手段】 上ローラ26の転動体28には、左,右の転動面部28A間を隔てるように左,右の拡径鍔部28Bを設け、この左,右の拡径鍔部28B間には縮径することによって全周溝部28Cを設ける。この上で、全周溝部28Cは、外径側の幅寸法W3を各トラックリンクの内周側の幅寸法W1以下に設定する。従って、履帯18が異物を噛み込んで左,右方向に位置ずれし、全周溝部28Cにトラックリンク20が嵌合しようとした場合でも、狭幅な全周溝部28Cは、トラックリンク20を受止めることにより、このトラックリンク20が深く嵌合するのを防止することができる。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
センタフレームと該センタフレームの左,右両側に位置するサイドフレームとからなるトラックフレームと、前記各サイドフレームの長さ方向の一側に設けられた駆動輪と他側に設けられた遊動輪との間に巻回して設けられた履帯と、前記各サイドフレームの上面側に設けられ前記駆動輪と遊動輪との間で前記履帯を案内する上ローラとを備え、 前記履帯は、左,右方向に離間して設けられ前,後方向で無端状に連結される複数のトラックリンクと、該各トラックリンクの外周側に位置して該各トラックリンクに設けられたトラックシューとにより構成し、 前記上ローラは、左,右方向に延びて前記サイドフレームに設けられた軸部材と、該軸部材に回転可能に取付けられ前記各トラックリンクを下側から支持する転動体とにより構成してなる装軌式車両の走行体において、 前記上ローラの転動体は、前記履帯を構成する左,右のトラックリンクが転動するように左,右方向に間隔をもって形成された左,右の転動面部と、該各転動面部間を隔てるために該各転動面部に隣接した位置で該各転動面部よりも大径に形成された左,右の拡径鍔部と、該各拡径鍔部間を縮径することにより形成された全周溝部とにより構成し、 かつ前記全周溝部は、その外径側の幅寸法(W3)を前記トラックリンクのうち前記転動面部に当接する内周側の幅寸法(W1)以下に設定する構成としたことを特徴とする装軌式車両の走行体。
IPC (1件):
B62D 55/14
FI (1件):
B62D55/14 A
引用特許:
審査官引用 (2件)

前のページに戻る