特許
J-GLOBAL ID:201003048152660765
ヒートパイプ用内面溝付管及びヒートパイプ
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
藤巻 正憲
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-291298
公開番号(公開出願番号):特開2010-256000
出願日: 2009年12月22日
公開日(公表日): 2010年11月11日
要約:
【課題】加工性及び生産性に優れ、品質上も安定し、更に、冷却性能に優れたヒートパイプ用内面溝付管及びヒートパイプを提供する。【解決手段】管軸直交断面にて、管周方向に隣接するフィンが交互に管周方向の異なる方向に傾斜して傾斜フィン3が形成されており、これらの傾斜フィンのうち、その頂部が相互に遠ざかる方向に傾斜した隣接する傾斜フィンの相互間の溝部に補助フィン30が形成されている。管周方向に連続して並ぶ5個の傾斜フィン3及び補助フィン30のうち、2個以上の割合で、傾斜フィン又は補助フィンの頂部から溝底にかけて形成される斜面の片側又は両側に管軸と平行若しくは斜面を上る方向若しくは斜面を下る方向に切り欠き状の凹み4が形成されている。傾斜フィン3の高さHが0.05乃至0.30mm、補助フィン30の高さhと傾斜フィン3の高さHの比h/Hが0.1乃至0.9である。【選択図】図1
請求項(抜粋):
管内面に管軸方向と平行又は傾斜する方向に伸びるフィンが形成された銅又は銅合金製のヒートパイプ用内面溝付管において、前記管の外径が4乃至10mm、前記フィンの管軸に対するリード角βが0乃至20°であり、
更に、管軸直交断面にて、管周方向に隣接するフィンが交互に管周方向の異なる方向に傾斜して傾斜フィンを構成しており、
更に、これらの傾斜フィンのうち、その頂部が相互に遠ざかる方向に傾斜した隣接する傾斜フィンの相互間の溝部に補助フィンが形成されており、
頂部が相互に接近する方向に傾斜した隣接する傾斜フィンの対に対し、管の中心から前記傾斜フィンの互いに接近した斜面に引いた2本の接線の前記斜面との2接点間の距離をsとするとき、
前記傾斜フィンの高さHが0.05乃至0.30mm、前記傾斜フィンの根元幅L1が0.10乃至0.25mm、前記傾斜フィン間に形成される溝底幅L2が0.10乃至0.35mm、前記接点間距離sと前記溝底幅L2の比s/L2が0.85以下であり、前記補助フィンの高さhと傾斜フィンの高さHの比h/Hが0.1乃至0.9であり、
更に、管軸直交断面にて、管周方向に連続して並ぶ5個の傾斜フィン及び補助フィンのうち、2個以上の割合で、前記傾斜フィン又は補助フィンの頂部から前記溝底にかけて形成される斜面の片側又は両側に管軸と平行若しくは斜面を上る方向若しくは斜面を下る方向に切り欠き状の凹みが形成されていることを特徴とするヒートパイプ用内面溝付管。
IPC (2件):
FI (2件):
F28F1/40 D
, F28D15/02 102H
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