特許
J-GLOBAL ID:201003048333689153

切込プリプレグ基材、プリプレグ積層体、および繊維強化プラスチック

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-181098
公開番号(公開出願番号):特開2010-018723
出願日: 2008年07月11日
公開日(公表日): 2010年01月28日
要約:
【課題】良好な流動性、複雑な形状の成形追従性を有し、繊維強化プラスチックとした場合、構造材に適用可能な優れた力学物性、その低バラツキ性、優れた寸法安定性を発現するプリプレグ基材、ならびに該プリプレグ基材の積層体、該積層体を固化せしめた繊維強化プラスチックを提供すること。【解決手段】一方向に引き揃えられた炭素繊維と、熱硬化性樹脂を主成分とするマトリックス樹脂とからなるプリプレグ基材の全面に、所定の角度、投影長さをもって炭素繊維を横切る方向に複数の断続的な切込が挿入され、実質的にすべての炭素繊維が前記切込により所定の炭素繊維長さになるように分断された切込プリプレグ基材であり、所定のCAI強度、デント深さ、引張強度を備えている切込プリプレグ基材である。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
一方向に引き揃えられた炭素繊維と、熱硬化性樹脂を主成分とするマトリックス樹脂とからなるプリプレグ基材において、該プリプレグ基材の全面に炭素繊維を横切る方向に複数の断続的な切込が挿入されており、前記切込と炭素繊維とのなす角度の絶対値Θが2〜25°の範囲内であり、前記切込を炭素繊維の垂直方向に投影した投影長さWsが0.1〜1.5mmの範囲内であり、実質的にすべての炭素繊維が前記切込により分断され、前記切込により分断された炭素繊維の繊維長さLが10〜100mmの範囲内であって、前記切込が挿入されたプリプレグ基材の厚みHが30〜300μmであり、繊維体積含有率Vfが45〜65%の範囲内あり、該切込が挿入されたプリプレグ基材をASTM D7137/D7137M-05に従う積層構成で、オートクレーブを用いて、圧力6kg/cm2、昇温速度1.5°C/分で25°Cから昇温して180°Cに達してから2時間保持して樹脂を硬化させ、ASTM D7137/D7137M-05に記載される平板状の繊維強化プラスチックに成形された場合、ASTM D7137/D7137M-05に従い測定したCAI強度が200〜400MPa、かつ、デント深さが0.18〜2mmを発現し、さらにJIS-7073(1988)に従い測定した引張強度が450〜850MPaを発現する切込プリプレグ基材。
IPC (2件):
C08J 5/24 ,  B32B 5/00
FI (2件):
C08J5/24 ,  B32B5/00 A
Fターム (49件):
4F072AA02 ,  4F072AA04 ,  4F072AA07 ,  4F072AB04 ,  4F072AB05 ,  4F072AB06 ,  4F072AB08 ,  4F072AB09 ,  4F072AB10 ,  4F072AB11 ,  4F072AD04 ,  4F072AD06 ,  4F072AD07 ,  4F072AD09 ,  4F072AD13 ,  4F072AD23 ,  4F072AD34 ,  4F072AD37 ,  4F072AD38 ,  4F072AD42 ,  4F072AD43 ,  4F072AD44 ,  4F072AD46 ,  4F072AD47 ,  4F072AG03 ,  4F072AG13 ,  4F072AH05 ,  4F072AH06 ,  4F072AK05 ,  4F072AK20 ,  4F072AL12 ,  4F072AL17 ,  4F100AD11A ,  4F100AD11B ,  4F100AK01A ,  4F100AK01B ,  4F100BA02 ,  4F100BA06 ,  4F100BA25 ,  4F100DC13A ,  4F100DC13B ,  4F100DD04 ,  4F100DG01A ,  4F100DG01B ,  4F100GB31 ,  4F100JB13A ,  4F100JB13B ,  4F100JK00 ,  4F100JL01
引用特許:
出願人引用 (2件)

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