特許
J-GLOBAL ID:201003049922330161
記録装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-075753
公開番号(公開出願番号):特開2010-228145
出願日: 2009年03月26日
公開日(公表日): 2010年10月14日
要約:
【課題】駆動劣化の発生を抑制し、駆動電圧を高くできることにより、液体の吐出量あるいは吐出速度を高くできる記録装置を提供する。【解決手段】複数の液体加圧室を有する流路部材上に圧電アクチュエータを積層してなり、該圧電アクチュエータは、前記流路部材側から振動板、共通電極、圧電体および複数の駆動電極の順に積層されており、前記駆動電極の周囲に、補助電極を備え、前記圧電体に分域回転歪が生じる抗電界をEcとしたとき、前記駆動電極と前記共通電極との間の電圧を、0.8Ec以上の正の第1の電圧にして待機し、電圧が前記第1の電圧よりも低い第2の電圧にして前記液体加圧室の体積を増加させて駆動した後、電圧を前記第1の電圧に戻すとともに、待機時には、前記補助電極と前記共通電極との間の電圧を、生じる電界が-0.8Ec以上の負の第3の電圧とし、駆動時には、第3の電圧より高い第4の電圧にする。【選択図】図8
請求項(抜粋):
複数の液体加圧室および該複数の液体加圧室にそれぞれ連通する複数の液体吐出孔を有する平板状の流路部材上に、前記複数の液体加圧室を覆うように圧電アクチュエータを積層してなり、該圧電アクチュエータは、前記流路部材側から振動板、共通電極、圧電体および複数の駆動電極の順に積層されているとともに、前記圧電体の前記駆動電極と前記共通電極とで挟まれた部位が厚み方向に分極されており、前記流路部材と前記圧電アクチュエータとの積層方向から見たとき、前記複数の駆動電極がそれぞれ前記複数の液体加圧室と重なるように配置されている液体吐出ヘッドと、記録媒体を前記液体吐出ヘッドに対して搬送する搬送部と、前記液体吐出ヘッドおよび前記搬送部を制御する制御部とを具備する記録装置であって、前記積層方向から見て前記複数の駆動電極のそれぞれの周囲に、前記共通電極と対向する複数の補助電極を備えるとともに、前記圧電体の前記補助電極と前記共通電極とで挟まれた部位は厚み方向に分極されており、分極の方向と同じ方向の電界が生じる電圧を正の電圧とし、逆を負の電圧とし、前記圧電体に分域回転歪が生じる抗電界をEcとしたときに、前記制御部は、前記駆動電極と前記共通電極との間の電圧を、生じる電界が0.8Ec以上となる正の第1の電圧にして待機し、電圧が前記第1の電圧よりも低い第2の電圧にして前記液体加圧室の体積を増加させて駆動した後、電圧を前記第1の電圧に戻すとともに、前記待機時には、前記補助電極と前記共通電極との間の電圧を、生じる電界が-0.8Ec以上となる負の第3の電圧とし、前記駆動時には、第3の電圧より高い第4の電圧にして、前記液体吐出孔から液体を吐出することを特徴とする記録装置。
IPC (2件):
FI (1件):
Fターム (8件):
2C057AF23
, 2C057AF42
, 2C057AG44
, 2C057AM16
, 2C057AN05
, 2C057AR08
, 2C057BA04
, 2C057BA14
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