特許
J-GLOBAL ID:201003054605044750

原子炉格納容器の水素処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人 武和国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-038397
公開番号(公開出願番号):特開2010-190868
出願日: 2009年02月20日
公開日(公表日): 2010年09月02日
要約:
【課題】原子炉格納容器内に発生する水素ガスを安全かつ低コストで処理可能な水素処理装置を提供する。【解決手段】コントローラ15により、水素ガス吸蔵装置2の処理能力を検出しつつ、水素ガス吸蔵装置2による水素ガスの吸蔵と水素ガス吸蔵装置2からの水素ガスの放出とを繰り返す。【効果】原子力格納容器1内に発生した大量の水素ガスをバッチ方式で処理するので、水素ガス吸蔵装置2の小型化と低コスト化とを図ることができる。また、水素ガスの処理に伴ってアンモニア等の有毒物質を発生しないので、水素ガスの処理を安全に行うことができる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
原子炉格納容器外に備えられた水素ガス吸蔵装置と、吸蔵された水素ガスを放出させるために前記水素ガス吸蔵装置を加温する加温装置と、前記原子炉格納容器内の未処理ガスを前記水素ガス吸蔵装置のガス導入口に導くガス供給配管と、前記水素ガス吸蔵装置のガス排出口から排出される処理済みガスを前記原子炉格納容器内に導く戻し配管と、前記水素ガス吸蔵装置から放出される水素ガスを導く水素放出配管と、前記原子炉格納容器内の水素濃度を検出する第1の水素濃度検出センサと、前記戻し配管内を流れる処理済みガスの水素濃度を検出する第2の水素濃度検出手段と、前記水素放出配管内を流れる放出ガスの水素濃度を検出する第3の水素濃度検出手段と、前記各配管の適宜の位置に設けられた流路切替バルブと、前記加温装置及び前記流路切替バルブの駆動を制御するコントローラとを備え、 前記コントローラは、前記第1の水素濃度検出センサの検出値が予め定められた所定値以上で、前記第2及び第3の水素濃度検出センサの検出値が予め定められた所定値以下であるときには、前記加温装置を停止状態に切り替えた状態で、前記原子炉格納容器内の未処理ガスが前記ガス供給配管を通って前記水素ガス吸蔵装置のガス導入口に導かれ、かつ前記処理済みガスが前記戻し配管を通って前記原子炉格納容器内に導かれるように前記流路切替バルブを切り替えて、前記水素ガス吸蔵装置に水素ガスを吸蔵させ、 この状態から、前記第2の水素濃度検出センサの検出値が予め定められた所定値以上になったときには、前記ガス供給配管及び前記戻し配管が遮断され、かつ前記水素放出配管が開放されるように前記流路切替バルブを切り替えると共に、前記加温装置を駆動状態に切り替えて、前記水素ガス吸蔵装置に吸蔵された水素ガスを放出させ、 さらにこの状態から、前記第3の水素濃度検出センサの検出値が予め定められた所定値以下になったときには、前記加温装置を停止状態に切り替えると共に、前記原子炉格納容器内の未処理ガスが前記ガス供給配管を通って前記水素ガス吸蔵装置のガス導入口に導かれ、かつ前記処理済みガスが前記戻し配管を通って前記原子炉格納容器内に導かれるように前記流路切替バルブを切り替えて、前記水素ガス吸蔵装置に水素ガスを吸蔵させることを特徴とする原子炉格納容器の水素処理装置。
IPC (2件):
G21C 9/00 ,  G21F 9/02
FI (3件):
G21C9/00 K ,  G21F9/02 511P ,  G21F9/02 541B
Fターム (4件):
2G002BA01 ,  2G002CA10 ,  2G002DA05 ,  2G002EA10

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