特許
J-GLOBAL ID:201003054991091784
化学反応遷移状態探索システムとその方法とそのプログラム
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
井上 浩
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-266903
公開番号(公開出願番号):特開2010-097371
出願日: 2008年10月15日
公開日(公表日): 2010年04月30日
要約:
【課題】合成しようとする反応生成物の分子構造が複雑になっても完全に目的TSを得ることが可能な化学反応遷移状態探索システムとその方法とそのプログラムを提供することである。【解決手段】化学反応において目的とする遷移状態の化学的構造(以下、遷移状態の化学的構造を遷移状態構造又はTSといい、目的とする遷移状態構造を目的遷移状態構造又は目的TSという。)を求めるために、入力装置2と、演算処理装置3と、記憶装置5と、を有する化学反応遷移状態探索システム1である。【選択図】図1
請求項(抜粋):
化学反応において目的とする遷移状態の化学的構造(以下、遷移状態の化学的構造を遷移状態構造又はTSといい、目的とする遷移状態構造を目的遷移状態構造又は目的TSという。)を求めるために、入力装置と、演算処理装置と、記憶装置と、を有する化学反応遷移状態探索システムであって、
前記演算処理装置は、前記目的TSの前段階の中途遷移状態構造(以下、中途遷移状態構造を特に中途TSという。)の源構造の入力を受けて、この中途TS源構造から中途TSを求めるための出発点となる初期構造(以下、IGという。)を演算するIG作成部と、このIG作成部で作成されたIGから遷移状態付近の候補構造(以下、CGという。)を演算するCG探索計算部と、このCG探索計算部で演算されたCG又はこのCGから演算されたTSの源構造に対して、分子構造を変化させて全エネルギーを極大にする分子構造を演算することでTSを求め、得られたTSに対して振動解析関数モデルを用いて振動解析を行うことで、真のTSであるかあるいはTSの源構造であるかを判断するTS最適化計算部と、前記TSの源構造の反応部位を固定する反応部位固定部と、前記TSの源構造に置換基を付加又は削除する置換基処理部と、前記TSの源構造を構成する分子構造を変化させて全エネルギーを極小にする分子構造を演算することで分子構造の最適化を演算する構造最適化計算部と、を備え、
前記記憶装置は、前記IG,CG,TSの構造データ、反応部位データ及び置換基データを格納し、
前記CG探索計算部、TS最適化計算部及び構造最適化計算部は、演算を行う関数モデルと、この関数モデルよりも低精度の演算を行う関数モデルのいずれも選択可能に備えることを特徴とする化学反応遷移状態探索システム。
IPC (2件):
FI (2件):
G06F17/50 638
, C07B61/00 Z
Fターム (2件):
引用文献:
審査官引用 (2件)
-
Gaussianプログラムで学ぶ情報化学・計算化学実験, 20060420, pp.93-105
-
計算化学実験, 19980910, pp.33-49, 115-117
前のページに戻る