特許
J-GLOBAL ID:201003055862667277

常時微動計測に基づく建物の健全性診断法、診断装置及び診断プログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 村瀬 一美
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-111338
公開番号(公開出願番号):特開2010-261754
出願日: 2009年04月30日
公開日(公表日): 2010年11月18日
要約:
【課題】建物の形状に拘わらず、具体的には剛床仮定が成立しない建物であっても健全性を適確に診断することを可能にする。【解決手段】建物の複数の構面の層毎に健全時及び評価時での計測の結果得られた建物の常時微動記録の中の任意の一つの基準信号と残りの参照信号とのクロススペクトルをARMAモデルに移動平均項を付加したモデルを用いて求めると共にこれら基準信号及び参照信号の相関成分と無相関部分とを分離して建物全体の振動成分のみを抽出する第一の方法と、該第一の方法による結果に基づいて健全時及び評価時毎に建物の固有振動数及び複数の構面別の層毎の数値を成分とするベクトルである固有モードを計算する第二の方法と、第一の方法による結果及び第二の方法による結果に基づくと共に建物の各層の質量を全て一定として健全時及び評価時毎に複数の構面別の層毎にモード層剛性を計算する第三の方法とからなるようにした。【選択図】図1
請求項(抜粋):
建物に複数の構面を設定すると共に該複数の構面の層毎に健全時及び評価時で常時微動を計測し、前記健全時及び評価時毎に前記計測の結果得られた前記建物の常時微動記録の中の任意の一つの基準信号と残りの参照信号とのクロススペクトルをARMAモデルに移動平均項を付加したモデルを用いて求めると共にこれら基準信号及び参照信号の相関成分と無相関部分とを分離して前記建物全体の振動成分のみを抽出する第一の方法と、該第一の方法による結果に基づいて前記健全時及び評価時毎に前記建物の固有振動数及び前記複数の構面別の層毎の数値を成分とするベクトルである固有モードを計算する第二の方法と、前記第一の方法による結果及び前記第二の方法による結果に基づくと共に前記建物の各層の質量を全て一定として前記健全時及び評価時毎に前記複数の構面別の層毎にモード層剛性を計算する第三の方法とからなり、前記健全時と評価時とにおける前記複数の構面別の層毎のモード層剛性を比較して前記建物内と前記建物の基礎部分とにおける損傷の発生の有無を判定すると共に損傷が発生している場合に当該損傷の発生部位を特定することを特徴とする常時微動計測に基づく建物の健全性診断法。
IPC (3件):
G01M 19/00 ,  G01H 1/00 ,  G01H 17/00
FI (3件):
G01M19/00 Z ,  G01H1/00 E ,  G01H17/00 Z
Fターム (13件):
2G024AD34 ,  2G024BA17 ,  2G024BA21 ,  2G024BA22 ,  2G024CA13 ,  2G024CA26 ,  2G024DA12 ,  2G024EA01 ,  2G024FA06 ,  2G064AA05 ,  2G064CC29 ,  2G064CC41 ,  2G064CC47

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