特許
J-GLOBAL ID:201003063077867544

質量画像の形成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (8件): 岡部 讓 ,  加藤 伸晃 ,  臼井 伸一 ,  越智 隆夫 ,  本宮 照久 ,  高梨 憲通 ,  朝日 伸光 ,  高橋 誠一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-089316
公開番号(公開出願番号):特開2010-261939
出願日: 2010年04月08日
公開日(公表日): 2010年11月18日
要約:
【課題】腫瘍組織などに発現しているタンパク質を、細胞レベルで網羅的に可視化する画像の形成方法で、詳しくは定量性の高い二次元画像の形成方法を提供することを目的とする。【解決手段】細胞または組織を含む生体組織切片を対象とした質量分析法において、生体切片の測定範囲における各画素に対し、その領域に存在量が既知の生体分子を内部標準として用い、得られる測定スペクトルについて(対象分子の強度)/(内部標準物質の強度)値を算出して用いることにより、測定範囲における対象分子の分布像を得るものである。本発明により、検体における対象構成物の質量分析情報に基づく二次元分布画像を取得する際、測定範囲内での各画素間での感度差を補正でき、画像の定量性が向上する。これにより、特に組織切片上のタンパク質について、細胞レベルでの定量的可視化が可能となる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
生体組織切片の構成物の質量に関する情報に基づいて、前記構成物中の対象構成物の二次元分布画像を形成する画像形成方法であって、 前記構成物が属する領域を少なくとも細胞内部の領域、核の領域、細胞外部の領域に決定する工程、 前記工程で決定した領域ごとに、前記構成物の質量スペクトルにおける前記対象構成物に由来する質量信号の強度と前記構成物中の内部標準物質に由来する質量の信号強度から前記対象構成物に由来する質量の規格化された強度を算出する工程、 前記対象構成物に由来する質量の規格化された強度に基づいて前記対象構成物の二次元分布画像を形成する工程、 を有し 前記内部標準物は、(i) 細胞内部の領域ではアクチン、チューブリン、GAPDHのいずれかを用い、(ii)核の領域ではヒストン又は核酸を用い、(iii)細胞外部の領域ではアルブミン又はサイトカインを用いる ことを特徴とする対象構成物の二次元分布画像を形成する画像形成方法。
IPC (1件):
G01N 27/62
FI (3件):
G01N27/62 V ,  G01N27/62 Y ,  G01N27/62 K
Fターム (9件):
2G041CA01 ,  2G041DA04 ,  2G041DA16 ,  2G041FA10 ,  2G041GA02 ,  2G041GA03 ,  2G041GA05 ,  2G041GA06 ,  2G041GA08

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