特許
J-GLOBAL ID:201003063632916939

ヒト皮膚メタボリックシンドローム組織モデルの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西澤 利夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-026565
公開番号(公開出願番号):特開2010-178701
出願日: 2009年02月06日
公開日(公表日): 2010年08月19日
要約:
【課題】in vivoと極めて近似し、研究等に有用な、メタボリックシンドロームの基盤病態を再現した人工のヒト皮膚メタボリックシンドローム組織モデルの製造方法を提供する。【解決手段】間葉系細胞OP9細胞等の前駆脂肪細胞と、未分化のU937細胞、分化誘導されたマクロファージ細胞等とを真皮形成用コラーゲンゲル中で共培養する工程と、この真皮形成用コラーゲンゲルの表面にヒトおよび/または哺乳類動物皮膚角化細胞を含む表皮形成用細胞を播種する工程とを含み、前記共培養により前駆脂肪細胞を脂肪細胞へ分化誘導して真皮形成部分に脂肪滴および/または脂肪塊を蓄積させると共に、活性化したマクロファージ細胞および/またはマクロファージ細胞に分化されたU937細胞により炎症反応を惹起する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
間葉系細胞OP9細胞、間葉系幹細胞UE6E7T-3および前駆脂肪細胞3T3-L1から選ばれる少なくとも1種の前駆脂肪細胞と、未分化のU937細胞、分化誘導されたマクロファージ細胞、ヒト単球様細胞株THP-1、マウスマクロファージ様細胞J774.1およびRAW264.7から選ばれる少なくとも1種の細胞とを真皮形成用コラーゲンゲル中で共培養する工程と、この真皮形成用コラーゲンゲルの表面にヒトおよび/または哺乳類動物皮膚角化細胞を含む表皮形成用細胞を播種する工程とを含み、前記共培養により前駆脂肪細胞を脂肪細胞へ分化誘導して真皮形成部分に脂肪滴および/または脂肪塊を蓄積させると共に、活性化したマクロファージ細胞および/またはマクロファージ細胞に分化されたU937細胞により炎症反応を惹起し、メタボリックシンドロームおよび/または脂質代謝失調疾患の基盤病態を再現したヒト皮膚組織モデルを構築することを特徴とするヒト皮膚メタボリックシンドローム組織モデルの製造方法。
IPC (1件):
C12N 5/07
FI (1件):
C12N5/00 E
Fターム (6件):
4B065AA90X ,  4B065AC20 ,  4B065BB34 ,  4B065BC46 ,  4B065BD39 ,  4B065CA44

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