特許
J-GLOBAL ID:201003064030101191
コンクリート連続体の養生装置および養生方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
山口 邦夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-089090
公開番号(公開出願番号):特開2010-242310
出願日: 2009年04月01日
公開日(公表日): 2010年10月28日
要約:
【課題】最適な保温養生、湿潤養生、および連続養生を実現するコンクリート連続体の養生装置および養生方法を提供する。【解決手段】養生装置10は、縦材2と横材3からなる骨格の外周部に張設された防水シート4と、噴霧管5と、エアバルグ6等で構成され、移動式コンクリート打設型枠装置1の後部に連結されている。前記エアバルグ6を膨張させてコンクリート連続体1に隙間なく密着させて、コンクリート連続体1と防水シート4とが形成する空間を密閉空間12に形成され、前記密閉空間12内の温度を水とセメントの水和反応の最大値と同等値に保持する保温養生が可能な構成とされている。また前記密閉空間12内の湿度を99〜100%に保持する湿潤養生が可能な構成とされている。さらに前記エアバルグ6はコンクリート連続体1との接触・摩耗により損傷しない材質が用いられ、連続養生が可能な構成とされている。【選択図】図1
請求項(抜粋):
移動式コンクリート打設型枠装置を用いて成形したトンネル覆工コンクリート等の筒形のコンクリート連続体の養生装置であって、
前記養生装置は、打設型枠を取り外した前記コンクリート連続体の内側面形状と類似する形状で、前記コンクリート連続体の前後方向へ並設された複数の縦材と、前記複数の縦材に固定された複数の横材と、前記縦材と横材からなる骨格の外周部に張設された防水シートと、前記横材とほぼ平行に設けられた噴霧管と、後端に位置する縦材の周方向に取付けられたエアバルグと、前記縦材を支持する支保部材と、前記支保部材の下端部に設けられた車輪とで構成され、前記移動式コンクリート打設型枠装置の後部に連結されていること、
前記縦材は、前記コンクリート連続体との間隔を300〜450mm確保して並設されていること、
前記噴霧管には、複数の噴霧ノズルが、前記防水シートから突き出して前記コンクリート連続体へ向けた配置で、前記コンクリート連続体と当該噴霧ノズルの先端との間隔を250〜400mm確保して設備されていること、
前記防水シートは、その前端部が前記移動式コンクリート打設型枠装置の後端部へ隙間なく止着され、左右の両端部は地面と重ね代を形成する程度の長さとされ、前記噴霧ノズルを通した開口部はシール部材で閉塞されていること、
前記エアバルグは、その左右の両端部が地面と重ね代を形成する程度の長さとされ、膨張させると前記コンクリート連続体に隙間なく密着するように取付けられていること、
前記エアバルグを膨張させて前記コンクリート連続体に隙間なく密着させて、養生装置の全長にわたり、コンクリート連続体と防水シートとが形成する空間を前端部の移動式コンクリート打設型枠装置と後端部のエアバルグとで密閉する密閉空間が形成され、前記密閉空間内の温度を、水とセメントの水和反応の最大値と同等値に保持する保温養生が可能な構成とされていること、
前記噴霧ノズルは、平均粒子径が30〜65μの微霧を噴霧する性能を有し、当該微霧が前記コンクリート連続体の表面に当たらないような取付角度及び噴霧角度とされ、前記密閉空間内を微霧で充満させるのに適正な取付ピッチおよび噴霧量とされ、当該密閉空間内の湿度を99〜100%に保持する湿潤養生が可能な構成とされていること、
前記エアバルグは、膨張させたままの状態で移動させてもコンクリート連続体との接触・摩耗により損傷しない材質が用いられ、連続養生が可能な構成とされていること、
をそれぞれ特徴とする、コンクリート連続体の養生装置。
IPC (3件):
E21D 11/10
, C04B 40/02
, E04G 21/02
FI (3件):
E21D11/10 Z
, C04B40/02
, E04G21/02 104
Fターム (9件):
2D055BB02
, 2D055DA00
, 2D055KC00
, 2D055LA05
, 2E172DB13
, 2E172EA01
, 2E172EA08
, 4G112RA03
, 4G112RA05
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