特許
J-GLOBAL ID:201003066167110816
CPUの動作監視方法および装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
松本 洋一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-055219
公開番号(公開出願番号):特開2010-211391
出願日: 2009年03月09日
公開日(公表日): 2010年09月24日
要約:
【課題】本発明の目的は、CPUが通常の領域内のメモリやレジスタにアクセスするとき、またはプログラム処理を実行するときにその監視対象となる一連の動作が一時的に乱れたことを検出するCPUの監視装置および方法を提供することである。【解決手段】CPUがメモリやレジスタにアクセスするとき、監視対象のアクセスを検出すると、アドレスバスの値とハッシュ値格納レジスタの値からハッシュ値を算出し、ハッシュ値格納レジスタに格納する。この検出から格納までの処理を監視対象の一連のアクセス回数分実施後に今回と前回のハッシュ値を比較することにより一時的な乱れを検出する。プログラム処理を実施するときは、プログラムの複数個所に置かれたプログラムカウンタの値を出力することで上記と同様の方法により一時的な乱れを検出する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
予め設けた監視対象アドレスのアクセス順序(1番目からn番目)でサイクリックに実行するシステムのCPU監視方法において、
1番目のアクセス前にハッシュ値格納レジスタのハッシュ値をクリアするステップ、
監視対象アドレスの1番目からn番目のアクセスについて以下のステップ(A1→A2→A3)を実行し、
(A1)監視対象のメモリアドレスへのアクセスを検出するステップ、
(A2)検出したタイミングでアドレスバスの値とハッシュ値格納レジスタの値を読み 出してハッシュ関数(アクセス順序が同じであればハッシュ値は同じとなるよ うに最適化されている)により新たなハッシュ値を算出するステップ、
(A3)ハッシュ値格納レジスタの値を新たに算出したハッシュ値で置き換えるステッ プ、
n番目のアクセス後にハッシュ値格納レジスタのハッシュ値(今回ハッシュ値)と予め記憶しておいた前回のn番目のアクセス後のハッシュ値格納レジスタの値(前回ハッシュ値)を読み出し、比較した結果、一致・不一致を判断するステップを含み、
比較結果の不一致を以って前回と同じアクセス順序で実行していないことを検出することを特徴とするメモリアクセスにおけるハッシュ値を使ったCPUの動作監視方法。
IPC (2件):
FI (2件):
G06F11/30 305H
, G06F11/28 310A
Fターム (3件):
5B042JJ10
, 5B042JJ29
, 5B042MC03
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