特許
J-GLOBAL ID:201003069380876287

組み合わせシールリング付転がり軸受ユニット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人貴和特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-027991
公開番号(公開出願番号):特開2010-185465
出願日: 2009年02月10日
公開日(公表日): 2010年08月26日
要約:
【課題】組み合わせシールリング10eを構成するスリンガ14とシールリング15cとの間の内部空間24内への異物の侵入を抑えられて、このシールリング15cに設けたシールリップ20の動きを確保できる構造を実現する。同時に、これらスリンガ14とシールリング15cとが不用意に分離する事の防止も図る。【解決手段】前記スリンガ14の回転側円輪部17の先端部分と前記シールリング15cを構成するシール用弾性部材19cの基部29cとの間部分に、径方向ラビリンスシール30aと軸方向ラビリンスシール31aとを、互いに直列に設ける。これら両ラビリンスシール30a、31aは、弾性材製のシール用突条36の外面と径方向凹溝部39の内面とを、近接対向若しくは当接圧がゼロの状態で接触させる事により構成している。【選択図】図5
請求項(抜粋):
互いに同心に配置された状態で相対回転する回転側軌道輪及び静止側軌道輪と、これら回転側軌道輪及び静止側軌道輪の互いに対向する周面にそれぞれ設けられた回転側軌道と静止側軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体と、前記回転側軌道輪と前記静止側軌道輪との互いに対向する周面同士の間に存在する環状空間の端部開口を塞ぐ、スリンガ及びシールリングから成る組み合わせシールリングとを備え、このうちのスリンガは、前記回転側軌道輪の周面の一部で前記静止側軌道輪の周面に対向する部分に嵌合固定されたもので、金属板を曲げ成形する事により断面L字形で全体を円環状に構成し、回転側円筒部と、この回転側円筒部の軸方向端縁から前記静止側軌道輪に向けて径方向に折れ曲がった回転側円輪部とから成り、前記シールリングは、前記静止側軌道輪の一部で前記スリンガに対向する部分に嵌合固定されたもので、前記静止側軌道輪に嵌合固定される芯金と、この芯金に基端部を支持された、複数本のシールリップを有するシール用弾性部材とを備え、このうちの芯金は、金属板を曲げ成形する事により断面L字形で全体を円環状に構成し、静止側円筒部と、この静止側円筒部の軸方向端縁から前記回転側軌道輪に向けて径方向に折れ曲がった静止側円輪部とから成り、前記静止側円筒部を前記静止側軌道輪の周面に嵌合する事でこの静止側軌道輪に固定しており、前記各シールリップの先端部を、前記スリンガの表面に全周に亙り摺接させている組み合わせシールリング付転がり軸受ユニットに於いて、前記回転側円輪部の先端部分と前記シールリングの静止側円筒部寄り部分との間部分に、径方向ラビリンスシールと軸方向ラビリンスシールとを、前記スリンガと前記シールリングとの間に存在する内部空間内への異物の進入経路に関して互いに直列に設けており、このうちの径方向ラビリンスシールは、全周に亙って形成された弾性材製のシール用突条の一部を径方向相手部分に、全周に亙って近接対向若しくは当接圧がゼロの状態で接触させたものであり、前記軸方向ラビリンスシールは、全周に亙って形成された弾性材製のシール用突条の先端縁を軸方向相手部分に、全周に亙って近接対向若しくは当接圧がゼロの状態で接触させたものである事を特徴とする組み合わせシールリング付転がり軸受ユニット。
IPC (4件):
F16C 33/78 ,  F16C 19/18 ,  F16C 33/80 ,  F16C 41/00
FI (4件):
F16C33/78 Z ,  F16C19/18 ,  F16C33/80 ,  F16C41/00
Fターム (22件):
3J016AA01 ,  3J016BB03 ,  3J016BB16 ,  3J016BB17 ,  3J217JA02 ,  3J217JA13 ,  3J217JA24 ,  3J217JA34 ,  3J217JB34 ,  3J217JB55 ,  3J217JB64 ,  3J217JB83 ,  3J701AA02 ,  3J701AA32 ,  3J701AA43 ,  3J701AA54 ,  3J701AA62 ,  3J701BA73 ,  3J701BA77 ,  3J701FA13 ,  3J701FA23 ,  3J701GA03

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