特許
J-GLOBAL ID:201003072306896005

希土類-鉄-窒素系磁石粉末の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 河備 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-125262
公開番号(公開出願番号):特開2010-270379
出願日: 2009年05月25日
公開日(公表日): 2010年12月02日
要約:
【課題】湿式混合した原料粉を還元拡散反応し、逆軸の核の発生および、発熱による粒成長を抑制して、安価で高特性の磁石粉末を安定的に生産できる希土類-鉄-窒素系磁石粉末の製造方法を提供。【解決手段】磁石原料となる酸化鉄粉末と希土類酸化物粉末を所定量の割合で有機溶媒中で湿式混合、または酸化鉄粉末を水溶媒でスラリー化し、スラリーのpH値が7.0より小さい場合は、アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩を加えた後、希土類酸化物粉末を湿式混合、混合物をろ過後乾燥し混合粉末を得る。得られた混合粉末を希土類鉄複合酸化物の生成量が6重量%以下となるように水素熱処理する。さらにアルカリ土類金属を所定量添加し、不活性ガス雰囲気中で、熱処理、冷却し希土類-鉄系母合金を得て、引き続き、アンモニアと水素とを含有する混合ガス気流中で窒化処理し、次に得られた窒化処理物を湿式処理し、得られた粗粉末を解砕する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
磁石原料となる酸化鉄粉末と希土類酸化物粉末を所定量の割合で混合し、有機溶媒中で湿式処理し、ろ過後乾燥し混合粉末を得る第一の工程、得られた混合粉末を希土類鉄複合酸化物の生成量が6重量%以下となるように水素熱処理する第二の工程、水素熱処理された混合粉末に還元剤成分としてアルカリ土類金属を所定量添加し、混合して、不活性ガス雰囲気中で、900〜1180°Cの温度で熱処理した後、同雰囲気中で冷却することにより希土類-鉄系母合金を得る第三の工程、引き続き、得られた希土類-鉄系母合金に少なくともアンモニアと水素とを含有する混合ガスを導入し、この気流中で所定の温度で熱処理することにより窒化処理する第四の工程、次に得られた窒化処理物を湿式処理し、還元剤成分の副生成物を分離除去し、その後得られた粗粉末を解砕する第五の工程からなる希土類-鉄-窒素系磁石粉末の製造方法。
IPC (4件):
B22F 9/20 ,  C22C 38/00 ,  H01F 1/06 ,  H01F 1/053
FI (4件):
B22F9/20 A ,  C22C38/00 303D ,  H01F1/06 A ,  H01F1/04 A
Fターム (16件):
4K017AA04 ,  4K017BA06 ,  4K017BB12 ,  4K017CA07 ,  4K017DA04 ,  4K017EA03 ,  4K017EH01 ,  4K017EH18 ,  4K017FB03 ,  4K017FB06 ,  4K017FB10 ,  5E040AA03 ,  5E040CA01 ,  5E040HB17 ,  5E040NN01 ,  5E040NN18

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