特許
J-GLOBAL ID:201003072387201898

内燃機関の燃料噴射弁

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 恩田 博宣 ,  恩田 誠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-184999
公開番号(公開出願番号):特開2010-024884
出願日: 2008年07月16日
公開日(公表日): 2010年02月04日
要約:
【課題】駆動機構による制御弁の駆動を通じて燃料の流通態様を変更し、これによる開閉弁の移動を通じて噴射孔を開放するものにおいて、噴射孔を速やかに開放することのできる内燃機関の燃料噴射弁を提供する。【解決手段】この燃料噴射弁では、アクチュエータ41への通電にともない制御弁30が遮断位置から流通位置に移動した直後、第1制御弁室91から第1排出通路61への燃料の流通が許容される一方で、第1制御弁室91から第2制御弁室92への燃料の流通が遮断された状態にある。このとき、第1制御弁室91と第1排出通路61との間に補助室95及び排出絞り64が設けられていることにより、制御弁30の先端側の空間である補助室95に十分な量の高圧燃料が滞留する。これにより、制御弁30の第1弁部31にはアーマチャ34よりも大きい圧力が作用するため、制御弁30はアクチュエータ41の吸引力及び同圧力差に基づく力を通じて駆動される。【選択図】図1
請求項(抜粋):
噴射孔を開閉する開閉弁と、前記噴射孔を閉鎖する方向の力を前記開閉弁に付与するための第1開閉弁室と、前記噴射孔を開放する方向の力を前記開閉弁に付与するための第2開閉弁室と、これら燃料室に高圧燃料を供給する供給通路と、前記第1開閉弁室内の燃料を外部に排出する排出通路と、前記第1開閉弁室から前記排出通路への燃料の流通を遮断する遮断位置と前記第1開閉弁室から前記排出通路への燃料の流通を許容する流通位置との間で駆動する制御弁と、前記第1開閉弁室と前記排出通路との間に設けられて同制御弁を収容する収容室と、前記制御弁を駆動する駆動機構とを備えるものであって、この駆動機構を通じて前記制御弁を前記遮断位置から前記流通位置に移動させることにより前記第1開閉弁室と前記排出通路とを連通し、これにともなう前記開閉弁の駆動を通じて前記噴射孔を開放する内燃機関の燃料噴射弁において、 前記制御弁の移動方向において前記遮断位置側にある前記制御弁の端部を弁先端部とし、これとは反対側にある前記制御弁の端部を弁基端部として、前記収容室は、前記第1開閉弁室及び前記排出通路の一部としての第1排出通路のそれぞれに接続されて前記弁先端部を収容する第1制御弁室と、この第1制御弁室及び前記排出通路の一部としての第2排出通路のそれぞれに接続されて前記弁基端部を収容する第2制御弁室とにより構成され、 前記制御弁が前記遮断位置にあるときには前記第1制御弁室から前記第1排出通路及び前記第2制御弁室のそれぞれへの燃料の流通が遮断され、前記制御弁が前記流通位置にあり且つ弁移動量が基準移動量未満のときには前記第1制御弁室から前記第1排出通路への燃料の流通が許容され、前記制御弁が前記流通位置にあり且つ前記弁移動量が前記基準移動量以上のときには前記第1制御弁室から前記第1排出通路及び前記第2制御弁室のそれぞれへの燃料の流通が許容され、 前記制御弁が前記遮断位置から前記流通位置に移動した直後において、この制御弁の移動にともない開放された前記弁先端部側の空間に十分な量の高圧燃料を滞留させるべく前記第1制御弁室と前記第1排出通路との接続部が構成される ことを特徴とする内燃機関の燃料噴射弁。
IPC (1件):
F02M 47/00
FI (4件):
F02M47/00 M ,  F02M47/00 F ,  F02M47/00 C ,  F02M47/00 P
Fターム (12件):
3G066AA07 ,  3G066AC09 ,  3G066BA06 ,  3G066BA19 ,  3G066CC06U ,  3G066CC08U ,  3G066CC26 ,  3G066CC63 ,  3G066CC67 ,  3G066CC68U ,  3G066CC70 ,  3G066CE21
引用特許:
出願人引用 (1件)

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