特許
J-GLOBAL ID:201003080264896100

ベータセクレターゼ蛋白質の酵素阻害物質とそれを用いた予防薬

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-288386
公開番号(公開出願番号):特開2010-116322
出願日: 2008年11月11日
公開日(公表日): 2010年05月27日
要約:
【課題】アルツハイマー症を防ぐためにベータセクレターゼ酵素を阻害する有効な候補化合物およびそれらを基本構造とした医薬品、さらにはADの発症を予防する予防薬を提供する。【解決手段】ベータセクレターゼ蛋白質の活性を阻害する新規な物質を見出すことによって、アルツハイマー症の予防薬を実用化して、新規な阻害物質として直鎖状のジアリールヘプタノイドに属する物質の中で式3に示される物質が阻害効果を有する。(式3)また新たに見出したベータセクレターゼ蛋白質を阻害する物質に加えて、脂肪酸および/または酸化防止剤を含有する予防薬。【選択図】なし
請求項(抜粋):
ベータセクレターゼ蛋白質の酵素活性を阻害する物質であり、その物質が直鎖状のジアリールヘプタノイドに属する物質であることを特徴とするベータセクレターゼ蛋白質の阻害物質。
IPC (3件):
A61K 31/085 ,  A61P 43/00 ,  A61P 25/28
FI (3件):
A61K31/085 ,  A61P43/00 111 ,  A61P25/28
Fターム (19件):
4C088AB81 ,  4C088BA08 ,  4C088BA11 ,  4C088BA32 ,  4C088MA02 ,  4C088NA14 ,  4C088ZA15 ,  4C088ZA16 ,  4C088ZC20 ,  4C206AA01 ,  4C206AA02 ,  4C206CA27 ,  4C206KA18 ,  4C206MA01 ,  4C206MA04 ,  4C206NA14 ,  4C206ZA15 ,  4C206ZA16 ,  4C206ZC20
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • PCT WO 01/000665 A3
  • PCT WO 01/00663 A2 AD発症患者に特徴的に見出されているAbの産生は不可逆反応であるため、ADの発症と病状も不可逆的に進行するものと考えられる。すなわち産生されたAbはひとたび生成されれば、出発物質であるAPPの分子に再構築されて戻ることができない。このことよりADは発症を早期に抑えて、予防することが重要であると考えられる。いったんADが発症してしまえば、進行を遅らせることができたとしても根本的な治療とはならず、長い年月をかけてADの病状が進行してしまうものと思われる。このようなADの発病を未然に予防するための予防薬あるいは医薬品についても未だ実用化されていないのが現状である。

前のページに戻る