特許
J-GLOBAL ID:201003084404445346

亜鉛硫化物の分離方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 河備 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-204111
公開番号(公開出願番号):特開2010-037626
出願日: 2008年08月07日
公開日(公表日): 2010年02月18日
要約:
【課題】浸出及び固液分離工程、中和工程、脱亜鉛工程、及びニッケル回収工程を含むニッケル酸化鉱石を高温高圧浸出法により湿式製錬する方法において、ニッケル及びコバルトとともに亜鉛を含む中和終液に、硫化剤を添加することにより亜鉛硫化物を形成し、亜鉛硫化物を分離し、ニッケル及びコバルトを含むニッケル回収用母液を得る脱亜鉛工程に際し、亜鉛硫化物のろ過性を改善することにより、ろ布の目詰まりを抑制し、ろ布の洗浄作業及び交換作業の頻度を低減するとともに、ニッケル回収率の低下を抑制することができる亜鉛硫化物の分離方法を提供する。【解決手段】中和工程において、浸出液中に浸出残渣を添加し、かつ中和終液のpHが3.0〜3.5になるように調整するとともに、脱亜鉛工程に際して、該中和終液中に、その濁度が100〜400NTUになるように、中和澱物及び浸出残渣からなる懸濁物を残留させる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
下記工程を含むニッケル酸化鉱石を高温高圧浸出法により湿式製錬する方法において、 前記中和工程において、浸出液中に前記浸出残渣を添加し、かつ前記中和終液のpHが3.0〜3.5になるように調整するとともに、前記脱亜鉛工程に際して、該中和終液中に、その濁度が100〜400NTUになるように、前記中和澱物及び浸出残渣からなる懸濁物を残留させることを特徴とする亜鉛硫化物の分離方法。 (a)ニッケル酸化鉱石のスラリーに硫酸を添加し、高温高圧下で浸出し、続いて浸出スラリーを多段洗浄しながら、残渣を分離して、ニッケル及びコバルトとともに不純物元素を含む浸出液を得る浸出及び固液分離工程、 (b)前記浸出液のpHを調整し、不純物元素を含む中和澱物を分離して、ニッケル及びコバルトとともに亜鉛を含む中和終液を得る中和工程、 (c)前記中和終液に、硫化水素ガスを添加することにより亜鉛硫化物を形成し、該亜鉛硫化物を分離して、ニッケル及びコバルトを含むニッケル回収用母液を得る脱亜鉛工程、及び (d)前記ニッケル回収用母液に、硫化水素ガスを添加することによりニッケル及びコバルトを含む混合硫化物を形成し、該混合硫化物を分離するニッケル回収工程
IPC (3件):
C22B 23/00 ,  C22B 3/04 ,  C22B 3/44
FI (4件):
C22B23/00 102 ,  C22B3/00 D ,  C22B3/00 Q ,  C22B3/00 R
Fターム (8件):
4K001AA07 ,  4K001AA19 ,  4K001BA02 ,  4K001BA05 ,  4K001DB03 ,  4K001DB14 ,  4K001DB23 ,  4K001DB24
引用特許:
出願人引用 (2件)

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