特許
J-GLOBAL ID:201003085160433541

電線の止水方法、圧着端子および端子付電線

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 小谷 悦司 ,  小谷 昌崇 ,  村松 敏郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-315453
公開番号(公開出願番号):特開2010-140740
出願日: 2008年12月11日
公開日(公表日): 2010年06月24日
要約:
【課題】径の太い電線においても、より確実に止水剤を浸透させることができる止水処理方法を提供する。【解決手段】導体露出工程にて被覆材14を除去して導体12を露出させて導体露出部分を形成し、電線接続工程にて導体バレル部22とインシュレーションバレル部24との離間距離L1が導体バレル部22の幅W以上である圧着端子20の基板21上に、電線10を、バレル部22,24間に配置される導体露出部分の長さL2が導体バレル部33の幅Wの半分以上の寸法となるように配置し、端子圧着工程にて導体バレル部22を導体12に圧着し、インシュレーションバレル部24を被覆材14に圧着し、止水剤供給工程にてバレル部22,24間の導体露出部分に止水剤18を滴下し、差圧浸透工程にて止水剤18が滴下された部分の周囲圧力と被覆材14の内側の圧力との間に圧力差を生じさせて、止水剤18を被覆材14の内側に浸透させる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
導体の外側に被覆材を有する電線に止水処理を行うための電線の止水方法において、 前記電線の被覆材を部分的に除去して前記導体が露出する導体露出部分を形成する導体露出工程と、 当該導体露出工程後、電線の長さ方向に延びる基板と当該基板の側部から上方に延びる導体バレル部と前記基板の側部から上方に延びるインシュレーションバレル部とを一体に有する圧着端子の前記導体バレル部と前記インシュレーションバレル部との間に、前記電線の導体露出部分とこれに隣接する部分との境界が位置するように、当該圧着端子の基板上に当該電線を載置する電線載置工程と、 当該電線載置工程後、前記露出された導体に前記導体バレル部を圧着するとともに前記被覆材に前記インシュレーションバレル部を圧着する端子圧着工程と、 前記端子圧着工程後、前記導体バレル部と前記インシュレーションバレル部との間に配置された前記導体露出部分に流動性を有する止水剤を滴下し、この導体露出部分とこれに隣接する部分との境界における前記被覆材の電線の長さ方向の端面の内側全体にわたり、前記導体と前記被覆材との隙間を前記止水剤が外側から塞ぐ状態にする止水剤供給工程と、 前記止水剤が滴下された前記導体露出部分の周囲圧力と、前記被覆材の内側の圧力との間に圧力差を生じさせて、当該圧力差によって前記止水剤を前記被覆材の内側に浸透させる差圧浸透工程とを含み、 前記電線載置工程では、前記導体バレル部と前記インシュレーションバレル部との電線の長さ方向についての離間距離が前記導体バレル部の先端部分の電線の長さ方向についての寸法以上である圧着端子を用いるとともに、前記導体バレル部とインシュレーションバレル部との間に配置される前記導体露出部分の電線の長さ方向についての寸法が前記導体バレル部の先端部分の電線の長さ方向についての寸法の半分以上となるように前記電線を前記基板上に載置することを特徴とする電線の止水方法。
IPC (5件):
H01B 13/32 ,  H01B 7/00 ,  H01B 7/282 ,  H02G 15/02 ,  H01R 4/70
FI (5件):
H01B13/32 ,  H01B7/00 306 ,  H01B7/28 E ,  H02G15/02 B ,  H01R4/70 G
Fターム (11件):
5G309FA05 ,  5G313FA03 ,  5G313FB01 ,  5G313FB09 ,  5G313FC05 ,  5G313FD06 ,  5G327EA04 ,  5G375AA01 ,  5G375BA03 ,  5G375BB48 ,  5G375EA17
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • アース用電線の止水処理方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2003-149675   出願人:株式会社オートネットワーク技術研究所, 住友電装株式会社, 住友電気工業株式会社

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