特許
J-GLOBAL ID:201003085972618871

電磁界強度計算方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 高橋 省吾 ,  稲葉 忠彦 ,  村上 加奈子 ,  中鶴 一隆
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-047844
公開番号(公開出願番号):特開2010-204804
出願日: 2009年03月02日
公開日(公表日): 2010年09月16日
要約:
【課題】 多芯撚り線シールドケーブルが形成する電磁界の強度を、モーメント法シミュレーションにより計算する場合、曲面であるシールド層の多角形筒構造近似により電磁界強度の計算精度が低下していた。【解決手段】 多芯撚り線シールドケーブルを、複数の線要素からなる単芯ケーブルと、ケーブル長手方向に直交する断面形状が多角形となる筒状構造を有すると共に前記多角形の各辺に対応した平面を複数の平面要素に分割してなるシールド層と、前記単芯ケーブルと前記シールド層との間に充填された絶縁物とを有する単芯シールドケーブルとして近似し、かつ、前記単芯シールドケーブルモデルの伝送特性が、多芯撚り線シールドケーブルのコモンモード伝送特性を満たすように、単芯シールドケーブルモデルを構成する各要素の形状、物性値を設定してモデル化した。【選択図】 図5
請求項(抜粋):
複数の、被覆された導体部からなる導線をその長さ方向にわたり撚り線した撚り線ケーブルと、前記撚り線ケーブル外周を前記長さ方向にわたって覆ったシールド層と、前記導線と前記シールド層との間に充填された絶縁物とを有する多芯撚り線シールドケーブルをモデル化し、前記多芯撚り線シールドケーブルから放出される電磁波により形成される電磁界の強度を、前記モデルに対してモーメント法を適用したシミュレーションにより計算する電磁界強度計算方法において、前記モデルは、前記撚り線ケーブルの複数の導体部を合わせて単芯導線とし、前記単芯導線を長手方向に所定長さの複数の線要素に分割し、かつ、前記シールド層を、前記単芯導線の長手方向に直交する断面形状が多角形で、前記多角形の各辺が、前記単芯導線の長手方向に沿って延長されて形成された筒状構造体とするとともに、前記筒状構造体の各構成面を前記単芯導線の長手方向にわたり複数の平面要素に分割した単芯シールドケーブルモデルとし、前記単芯シールドケーブルモデルの構成要素の形状及び物性値は、前記多芯撚り線シールドケーブルのコモンモード伝送特性を満たすように設定されたものであることを特徴とする電磁界強度計算方法。
IPC (2件):
G06F 17/50 ,  G01R 29/08
FI (3件):
G06F17/50 662G ,  G06F17/50 666V ,  G01R29/08 Z
Fターム (3件):
5B046AA08 ,  5B046BA04 ,  5B046FA06

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