特許
J-GLOBAL ID:201003091628371131

超音波診断装置及び超音波診断方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 憲三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-088364
公開番号(公開出願番号):特開2010-234013
出願日: 2009年03月31日
公開日(公表日): 2010年10月21日
要約:
【課題】被検体内の音速値(環境音速)を高精度で算出することが可能な超音波診断装置及び超音波診断方法を提供する。【解決手段】格子点X(x,z)=(0,0)における音速値をV(0)、音速の変化率をkとすると、領域Aにおける音速V(z)は、V(z)=V(0)+k×zにより表される。格子点Xから出射角をθ0で出射される超音波が境界面S1上の格子点Anに到達するまでの伝播時間Tを求めることにより、領域Aにおける超音波の遅延が求められる。局所音速値に基づいて求めた格子点Xからの仮想的な受信波WXと上記遅延を掛けた格子点Xからの仮想的な合成受信波WSUM比較することにより、領域Aにおける環境音速を求めることができる。【選択図】図3
請求項(抜粋):
超音波を被検体に送信するとともに、該被検体によって反射される超音波を受信して超音波検出信号を出力する複数の超音波トランスデューサを含む超音波探触子と、 前記超音波検出信号に基づいて、前記被検体内の着目領域の浅い側の境界面に配置された格子点と、前記着目領域内の着目格子点における最適音速値を判定する最適音速値判定手段と、 前記着目格子点における最適音速値に基づいて、前記超音波を前記着目格子点に送信したときに前記着目格子点から受信される受信波を演算する受信波演算手段と、 前記着目領域において音速が線型に変化すると仮定して、前記着目格子点から出射した超音波が、前記格子点よりも浅い領域に設定された複数の格子点に到着するまでの伝播時間を算出し、前記伝播時間と前記複数の格子点における最適音速値に基づいて、前記超音波を前記着目格子点に送信したときに前記複数の格子点から受信される受信波を求め、前記複数の格子点の受信波を合成して合成受信波を算出する合成受信波演算手段と、 前記受信波と前記合成受信波に基づいて前記着目格子点における局所音速値と前記着目領域における音速の変化率を求めて、前記着目格子点における局所音速値と前記着目領域における音速の変化率から前記着目領域における環境音速を求める環境音速演算手段と、 を備える超音波診断装置。
IPC (1件):
A61B 8/00
FI (1件):
A61B8/00
Fターム (6件):
4C601DD20 ,  4C601EE22 ,  4C601HH33 ,  4C601JB51 ,  4C601KK02 ,  4C601KK24

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