特許
J-GLOBAL ID:201003094606918144
有機物漁礁
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-111703
公開番号(公開出願番号):特開2010-200743
出願日: 2009年05月01日
公開日(公表日): 2010年09月16日
要約:
【課題】 未利用資源である竹材や木質有機物を活用し、中古或いは廃船となった繊維強化プラスチック船を利用して漁礁を作り、里山の再生と里海の復活を課題とする。【解決手段】 2艘の繊維強化プラスチック船を、浮力付与手段を持つ第一船舶と容器として利用する第二船舶とし、所定間隔を有して牽引手段で接続し、第二船舶の上部に外枠を形成し、外枠の内部空間に固体の植物性有機物を挿入して有機物漁礁を形成し、有機物が微生物や水棲生物によって分解され、水棲生物は魚の餌となり、有機物の小空間が稚魚や幼魚の餌場となり住処となって食物連鎖が形成され、漁業資源が復活し、里海に活気が蘇る。 里山でも廃竹材や間伐材の有効利用によって、豊かな自然と収入が蘇るのである。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
繊維強化プラスチックを少なくとも一部に使用した船舶が利用されている有機物漁礁であって、
船舶は、鉛直方向の上部にある第一船舶と下部にある第二船舶とがあり、
第一船舶は、浮力付与手段として船底を上にした逆転姿勢で使用されており、船体内部に、給排気口と排気専用口を有する袋状部材が取付けられ、或いは給排気口を有し少なくとも下部の一部が解放された空洞部材が取付けられ、或いは給排気口と排気専用口を有するシート状部材が船体下面を除く開口部を封鎖した船体下面に密着させて取付けられて浮力付与手段として形成され、
第二船舶は、有機物を入れる容器として船底を下にした順姿勢で使用されており、船体と船体内に充填する物体の和が、嵩比重が1より大きく第一船舶の最大浮力より小さい範囲内で、船体内に重量物が充填され、
第一船舶と第二船舶は、船舶間に所定間隔を設けて牽引手段によって接続されており、
第二船舶の鉛直方向上方で、所定間隔の範囲内に外枠形成部材でもって外枠側面が形成されており、
外枠の内部空間に所定体積を持つ固体の植物性有機物が挿入されて、
外枠上面が外枠形成部材でもって閉鎖された
有機物漁礁。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (5件):
2B003AA01
, 2B003BB00
, 2B003CC03
, 2B003DD03
, 2B003DD04
引用特許:
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