抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
広島大学総合情報処理センターは,2000年3月に計算機システムの機種更新を機会に,アカウント・課金体系を「情報サービス全体とのインタフェース」として捉え直し再構築を試みた。大学情報サービスにおけるサービス運営プロセスを概観し,ニーズの発掘,サービス提供方針,記録と評価について検討した。従来のアカウント体系のセキュリティなどの問題点を述べた。情報サービス基盤としてのアカウント体系の確立に向けてアカウント体系を「情報サービスに対する利用者の権利のインタフェースである」と定義し,「権利のタイプ」を「アカウント種別」で実装する。同時に,大学として「利用者の啓蒙」への責任を考慮した。作業仮説として「1人1アカウントで十分である」を掲げ検討の結果,学内者用と学外者用の個人アカウントを用意した。アカウントの基本機能の受益者負担から利用促進への変更,「グループアカウント」の運用・実装・抱える問題,「講習会用アカウント」の用意・要件・実装・問題点について述べた。アカウント体系並びに課金体系の改革の実践を通じて効果の大きかった「考え方」を原理・原則として,ネーミング効果,不正利用防止及び正規利用誘導の処方箋にまとめた。