抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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岡山大学は,平成11年度より総合情報処理センターが中心となって電子メールサーバの運用に関する全学的なセキュリティ対策を実施している。電子メールサーバが部局,学科,研究室あるいは個人単位で稼働しているなどの電子メールサーバにおける問題点を述べた。岡山大学では,セキュリティ対策を施した特定のサーバ(中継サーバ)だけが大学外の計算機からのコネクションを確立できるように対外接続ルータにおいて受けたすべてのメッセージをフィルタリングし,これを本来受け取るべきサーバ(末端サーバ)に中継するようにしている。必要なDNSの設定や設定変更,SMPTサーバの設定変更について説明した。対策実施後約1年半が経過したが,セキュリティ効果は予想した効果を発揮している。運用経験を通じて,対策実施上の主要な注意点を述べた。学生を主体とする自組織利用者の不正利用防止策について述べ,発信者アドレス詐称に関する問題点と岡山大学における発信者アドレスのチェックによる対策を具体的に述べた。