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J-GLOBAL ID：201102200058125848   整理番号：11A0119592

量子化条件の制限による3値誤差拡散法

Three-Level Error Diffusion Method by Restricting Level Quantization

著者 (3件)： 越智宏 (日本大 工) ,  田中宏卓 (日本大 工) ,  加瀬澤正 (日本大 工)
資料名： 画像電子学会誌  (Journal of the IIEEJ)
巻： 39  号： 6  ページ： 1060-1066  発行年： 2010年11月25日 
JST資料番号： S0815A  ISSN： 0285-9831  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 誤差拡散法による擬似中間調法は画品質が良く,白黒だけでなく中間レベルを含む数階調の出力が可能な場合に対しては多値の誤差拡散法に拡張できる。しかし,入力画素値が中間量子化レベル近傍で著しく画質劣化する問題があった。改善策もいくつか提案されているが,従来法はいずれも処理が複雑になるとともに必ずしも合理的ではなかった。ここでは3値誤差拡散法の改善について検討し,中間量子化レベル近傍でも白黒画素を混在させることが必要であることを示すとともに,3値誤差拡散法について,量子化条件を制限することによりこれを実現する方法を提案する。更に,この制限を入力画素値が中間量子化レベル近傍にある場合に限定することで画品質が向上することを示す。(著者抄録)

シソーラス用語： 画像量子化 ,  制約条件 ,  中間状態 ,  誤差 ,  ディザー ,  *画像変換 ,  SN比 ,  *ハーフトーン画像
準シソーラス用語： *誤差拡散法 ,  高画質化 ,  最小化 ,  多値画像

分類 (1件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (4件)：

• FLOYD, R. W. An adaptive algorithm for spatial greyscale. Proc. S.I.D., 1976. 1976, 17, 2, 75-77
• 越智宏. 多値誤差拡散法の高品質化. 信学論 (D-II). 1996, J79-D-II, 5, 826-833
• 末武規哲. ドット分散性を考慮した3値誤差拡散法. 信学論 (D). 2007, J90-D, 7, 1707-1708
• 末武規哲. 任意の中間量子化レベルに対応したドット分散性に優れた3値誤差拡散法. 信学論 (D). 2009, J92-D, 5, 694-697

タイトルに関連する用語 (4件)： 量子化 ,  制限 ,  3値 ,  誤差拡散法