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J-GLOBAL ID：201102200443694926   整理番号：11A0146914

Mg-Al₂Ca(Mg)擬二元系合金の耐熱性および鋳造性に及ぼす合金組成の影響

Effect of alloy composition on heat resistance and castability of Mg-Al₂Ca(Mg) quasi-binary alloys

著者 (5件)： 川畑博之 ((株)豊田中央研究所) ,  西野直久 ((株)豊田中央研究所) ,  相川智広 (アイシン精機(株)) ,  大竹和実 (トヨタ自動車(株)) ,  弦間喜和 (トヨタ自動車(株))
資料名： 軽金属  (Journal of Japan Institute of Light Metals)
巻： 60  号： 11  ページ： 596-601 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： F0772A  ISSN： 0451-5994  CODEN： KEIKA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： AlとCaの添加量を変えてAl₂Ca(Mg)化合物の晶出量を制御し,耐熱性と鋳造性に優れたMg-Al₂Ca(Mg)擬二元合金を作製した。耐熱性を評価するためボルトゆるみ試験を実施し,軸力保持率及び高温クリープ特性を調べた。Al量を2~12mass%の範囲で変化させ,モル比でAl:Ca=2:1となるようにCa量を1~9%の範囲で変化させた。鋳造性に関しては,鋳物割れと溶湯補給性を評価した。擬二元合金の鋳造組織を観察し,耐熱性に及ぼすAl₂Ca(Mg)共晶量の影響を明らかにした。Al₂Ca(Mg)化合物量の増加と共に,軸力保持率及び引張試験の0.2%耐力は増大し,クリープ試験の最小歪速度は低下した。Al及びCa量を共晶組成に近づけることにより,耐熱性と鋳造性の向上が可能である。

シソーラス用語： 二元合金 ,  *マグネシウム合金 ,  アルミニウム添加合金 ,  カルシウム添加合金 ,  金属間化合物 ,  モル比 ,  *鋳造性 ,  化学組成 ,  合金元素 ,  鋳物 ,  *耐熱性 ,  高温クリープ ,  凝固割れ ,  共晶 ,  降伏強さ ,  歪速度

分類 (3件)： 機械的性質  (WB02030U) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  凝固  (WC01050M)

引用文献 (22件)：

• 1) F. C. Chen, J. W. Jones, T. A. McGinn, J. E. Kearns, A. J. Nielsen and J. E. Allison: SAE Technical Paper 970325 (1997).
• 2) G. Foerster: 7th SDCE International Die Casting Congress, (1972), Paper No. 9372.
• 3) K. Pettersen and S. Fairchild: SAE Techinical Paper 970326 (1997).
• 4) S. Beer, G. Frommeyer and E. Schmid: Magnesium Alloys and Their Application (1992), 317–324.
• 5) E. Baril, P. Labelle and A. Fischersworring-Bunk: SAE Technical Paper 2004-01-0659 (2004).

タイトルに関連する用語 (5件)： Mg ,  二元系合金 ,  耐熱性 ,  鋳造性 ,  合金組成