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J-GLOBAL ID:201102200550586214   整理番号:11A0118063

炭酸カルシウム鉱物の析出速度と多形に及ぼす単細胞緑藻クロレラの生化学的効果

BIOCHEMICAL EFFECTS OF THE UNICELLULAR GREEN ALGA CHLORELLA VULGARIS ON THE PRECIPITATION RATES AND POLYMORPHISM OF CALCIUM CARBONATE MINERALS
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資料名:
巻: 14  号:ページ: 219-227  発行年: 2010年12月 
JST資料番号: G0436A  ISSN: 0009-8574  CODEN: CLASA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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光合成微生物は地球表面のいろいろな環境にて炭酸カルシウム鉱物の形成に重要な役割を果たしている。その析出速度と多形に及ぼす光合成微生物の効果を調べるために,系中に単細胞緑藻クロレラを添加し,無添加系ともども析出試験を実施した。実験はバッチ法で,5.0mMCaCl2,20.0mMNaHCO3,0.0,1.0,2.0,3.0,4.0,5.0mMMgCl2を含む100ml溶液を用い,25°C10日間で実施した。以下の3種反応系を用意した。1)クロレラ無し非生物系,2)106細胞/mlのクロレラを含み,光照射した生物系,3)106細胞/mlのクロレラを含み,暗所生物系。試験期間中は,溶液pH,Ca2+,Mg2+,HCO3-イオン濃度,クロレラから放出された可溶性多糖類と蛋白質量を毎日測定した。その結果,藻の光合成作用により溶液pHが増加したために,クロレラは明所では暗所系の2.7~2.9倍の析出速度を示した。逆に,暗所では細胞外多糖類とCaCO3析出物との相互作用のために,クロレラは析出速度を低下させた。その上,クロレラはMg2+イオンの存在にも拘らず,多形の構成成分としてはアラゴナイトの生成を阻害し,カルサイトの生成を優先させた。これは多分多糖類の吸着親和性が,カルサイトよりもアラゴナイト表面の方が高いからと考察した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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微生物,組織・細胞培養による物質生産一般  ,  塩 
引用文献 (38件):
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