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J-GLOBAL ID：201102200641370230   整理番号：11A0172360

アフリカにおける遺伝子組み換え作物普及の現状と問題点

著者 (1件)： 鶴田格 (近畿大 農)
資料名： アフリカ研究  (Journal of African Studies)
号： 77  ページ： 57-59  発行年： 2010年12月31日 
JST資料番号： L0683A  ISSN： 0065-4140  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アフリカにおける遺伝子組み換え作物普及の現状と問題点を,次の項目に沿って報告した。1)遺伝子組み換え作物の政治経済,2)南アフリカ共和国におけるGM作物栽培,3)他国にもひろがるGM作物,4)GM作物普及の問題点,である。アフリカの生物多様性の基盤となってきたのは,種子を共有するという伝統であったと思われる。しかし,GM作物による一部企業による「種子支配」とでもいうべき事態は,種子を共有することにより守り育ててきたアフリカ農民の伝統を分断し,その生存基盤を根底から揺るがすことに直結する。本稿では,この問題を論じた。

シソーラス用語： *生物多様性 ,  農民 ,  種子 ,  トランスジェニック植物 ,  アフリカ
準シソーラス用語： GM作物 ,  共有 ,  伝統文化 ,  普及

分類 (2件)： 農業一般  (FB01010A) ,  生態系  (EE01040P)

引用文献 (7件)：

• FoEI (Friends of the Earth International). 2010. Who Benefits from GM Crops?Amsterdam: FoEI.
• James, C. 2009. Global Status of Commercialized Biotech/GM Crops: 2009. ISAAA Brief No.41. Ithaca: The International Service for the Acquisition of Agri-biotech Applications (ISAAA).
• Kerembu, M., F. Nguthi and H. Ismail. 2009. Biotech Crops in Africa: The Final Frontier. Nairobi: ISAAA AfriCenter.
• Kuyek, D. 2002. Genetically Modified Crops in Africa: Implications for Small Farmers. Barcelona: Genetic Resources Action International (GRAIN).
• Makanha, Z. 2004.“12 Reasons for Africa to Reject GM crops,” Seedlings, July 2004. GRAIN.

タイトルに関連する用語 (5件)： アフリカ ,  遺伝子組み換え作物 ,  普及 ,  現状 ,  問題点