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J-GLOBAL ID：201102200783896213   整理番号：11A1152340

時間依存密度汎関数理論で解き明かす,ナノカーボンと高強度超短パルスレーザー光との相互作用

Time dependent density functional theory revealing the dynamics of nano-carbon materials interacting with intense ultrashort laser pulses

著者 (1件)： 宮本良之 (産業技術総合研 ナノシステム研究部門)
資料名： 応用物理  (JSAP International)
巻： 80  号： 7  ページ： 598-601  発行年： 2011年07月10日 
JST資料番号： F0252A  ISSN： 0369-8009  CODEN： OYBSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： フェムト秒レーザーによるグラファイトやカーボンナノチューブを利用した材料加工技術を,計算機シミュレーションから提案した。パルス幅10fsから45fsのレーザー照射によるグラファイト表面からのグラフェン剥離や,パルス幅5fs以下の高輝度レーザー照射によるカーボンナノチューブに内包した分子の分解が期待でき,実験的な検証を待ちたい。このようなシミュレーションは,電子の時間発展を時間依存密度汎関数理論に基づき量子力学的に数値計算しながら分子動力学計算を行うことで実現し,高速プロセッサを並列計算できる地球シミュレータを利用することで初めて実行可能となった。(著者抄録)

シソーラス用語： パルスレーザ ,  *計算機シミュレーション ,  グラファイト ,  ab initio法 ,  並列演算 ,  *カーボンナノチューブ ,  光構造変化 ,  *密度汎関数法 ,  *パルスレーザ照射 ,  時間発展 ,  波動関数 ,  剥離 ,  フェムト秒レーザ ,  超短パルスレーザ ,  グラフェン
準シソーラス用語： 時間依存密度範関数法 ,  第一原理計算

分類 (1件)： レーザ照射・損傷  (BK16040S)

引用文献 (11件)：

• YABANA, K. Phys. Rev. B. 1996, 54, 4484
• SUGINO, O. Phys. Rev. B. 1999, 59, 2579
• SUGINO, O. Phys. Rev. B. 2002, 66, 089901 (E)
• RUNGE, E. Phys. Rev. Lett. 1984, 52, 997
• SUZUKI, M. J. Phys. Soc. Jpn. 1993, 61, 3015

タイトルに関連する用語 (5件)： 時間依存密度汎関数理論 ,  ナノカーボン ,  高強度 ,  超短パルスレーザー ,  相互作用