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J-GLOBAL ID：201102200860207523   整理番号：11A1463530

大阪市域におけるボーリングコアの酸溶解性成分の鉛同位体比

Lead Isotope Ratios of an Acid-soluble Element in Boring Cores from the Osaka City Area

著者 (5件)： 加田平賢史 (大阪市環境科研) ,  森脇洋 (信州大 繊維) ,  吉川周作 (大阪市大 大学院理学研究科) ,  新矢将尚 (大阪市環境科研) ,  北野雅昭 (大阪市環境科研)
資料名： 地学雑誌  (Journal of Geography)
巻： 120  号： 4  ページ： 599-614  発行年： 2011年08月25日 
JST資料番号： G0643A  ISSN： 0022-135X  CODEN： CGZAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大阪市域で採取したボーリングコアの酸溶解性成分による鉛同位体比を測定した。その結果についての統計的検討から,堆積年代や堆積環境によっては鉛同位体比に差がないことが分かった。しかしながら各コア毎の鉛同位体比の平均値には差が認められたが,その原因は不明である。土壌中鉛が自然由来か人為活動によりふかされたかを検討する際には鉛同位体比は極めて有用である。但し土壌中鉛が人為由来であるとしても,その鉛が日本の鉱床産の場合は,鉛同位体比に差がないため自然か人為かの判別は不可である。

シソーラス用語： 試錐コア ,  *鉛同位体 ,  *大阪府 ,  同位体存在比 ,  土壌汚染 ,  重金属汚染 ,  堆積環境
準シソーラス用語： 大阪市

分類 (2件)： 第四紀  (DE02070C) ,  同位体地質学  (DD01042T)

引用文献 (23件)：

• HIRAO, Y. Lead isotope ratios in Tokyo Bay sediments and their implications in the lead consumption of Japanese industries. Geochemical Journal. 1986, 20, 1-15
• 市原実. 大阪平野最近の諸問題. 第四紀総合研究会連絡誌. 1970, 15, 15-25
• 梶山彦太郎. 大阪平野の発達史-^<14>Cデータからみた-. 地質学論集. 1972, 7, 101-112
• 環境省. 環境・循環型社会・生物多様性白書. 2010, 平成22年度版
• 加田平賢史. ICP-MSを用いた土壌中鉛の同位体比分析における最適な分析条件の検討. 生活衛生. 2005, 49, 297-304

タイトルに関連する用語 (5件)： 大阪 ,  ボーリングコア ,  酸 ,  溶解性 ,  鉛同位体比