抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大阪市域で採取したボーリングコアの酸溶解性成分による鉛同位体比を測定した。その結果についての統計的検討から,堆積年代や堆積環境によっては鉛同位体比に差がないことが分かった。しかしながら各コア毎の鉛同位体比の平均値には差が認められたが,その原因は不明である。土壌中鉛が自然由来か人為活動によりふかされたかを検討する際には鉛同位体比は極めて有用である。但し土壌中鉛が人為由来であるとしても,その鉛が日本の鉱床産の場合は,鉛同位体比に差がないため自然か人為かの判別は不可である。