抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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感熱性ポリウレタン(TSPU)膜を湿式相反転法により調製し,サイズが異なる物質の選択分離に用いた。DSC,XRD分析から,TSPUはセグメント化構造を示し,ソフトセグメント相とハードセグメント相の相転移温度はは分かれた(ソフトセグメント相の相転移温度をスイッチ温度T_sと定義)。偏光顕微鏡(POM)分析から,低温(<T_s)では明確な球晶モルホロジーを示したが,T_sを越えると球晶は次第に融けて消失した。膜のモルホロジー構造をSEM及びAFM観察し,膜が相対的に密な表面(スキン)と多孔断面をもつことを示した。湿潤膜の乾燥後の重量損失から求めた膜多孔度は温度がT_s-10°CからT_s+10°Cに増加すると46.7%から65.3%に増加し,顕著な熱刺激特性を示した。TSPU膜を異なる分子サイズをもつ物質の分離に用いるとNa+及びCl-(小サイズ)はどの温度でも膜透過し,高温ほど高い透過速度を示した。一方,グリシン(中分子サイズ)の透過は温度に依存し,低温(T<T_s)ではグリシン透過流束は非常に小さかったが,T_sを越えると透過流束が急増し,熱刺激に対して感受性を示した。大分子サイズのコラーゲンは全温度範囲で膜に不透過性であった。・・・Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST